2011年5月24日(火) 知っていますか?本原小学校の歴史

5月11日(水)に校長講話がありました。齊藤文一校長先生が着任してから、初めての校長講話。子どもたちは、どんなお話を聞けるのか、わくわくしながら体育館に入場しました。

今回、校長先生がお話ししたのは、「本原小学校の歴史」についてでした。大まかな内容をお知らせします。 

 

110511.png本原小学校は、「原の本」と書きます。「元々」とか「本当に」という意味です。

おじいさん、おばあさんのまたおじいさん、おばあさんが生まれた頃、明治22年に廣山寺の中にできた「本原尋常小学校」が最初です。明治24年に今の位置に新しい校舎を造って勉強するようになりました。明治33年には、「本原尋常高等小学校」もできました。

おじいさん、おばあさんが生まれた頃の昭和16年、「本原国民学校」に替わりました。大きな戦争があって、日本は降伏しました。

昭和22年には、本原中学校もできていましたが、昭和31年に真田中学校になりました。

本原小学校は、今年で122年も続いています。では、明治22年の前はどうだったでしょう。明治6年に、廣山寺に「育英学校」ができました。その前は、学校はありませんでした。「育英」というのは、中国の孔子という人の言葉にある「天下の英才を得て、これを教育する。」から取ったものです。真田氏のような英才になってもらいたいと願って、「育英」と名付けたのでしょう。

明治7年に、上原村、中原村、下原村が合併して本原村になりました。真田氏が上田のお城に移った時に、元々いた場所ということで「本原」としたそうです。真田氏がいた時は、「原」と呼ばれていました。それを残すために、上田市内に「原町」という町を作りました。本原は、歴史、伝統のある地域なんです。

明治30年に校庭運動会が始まりました。115年前に始まりました。海の学習は、明治45年、今から100年前に直江津に行ったようです。東京方面の修学旅行は、大正13年、今から87年前から行っています。音楽会は、昭和10年からですから、76回目になります。烏帽子登山は、大正13年の修学旅行が始まった年から続いているので、90年近く続いています。

私たちの学校の、この伝統を誇りにしましょう。そして、学校目標「なかよく たくましく かんがえて」に向けて、仲良く成長していってほしいと願っています。

 

子どもたちは、本当に興味深げに聞いていました。中には、帰ってから早速お家の方にお話しした人もいたようです。

これだけ伝統のある本原小学校、本原地区ですが、残念ながら子どもたちはあまり詳しくは知りません。各学年において、地域を知る学習を進めていきたいと思います。地域・保護者の皆さんも、講師として子どもたちにふるさとのよさを教えていただければありがたく思います。