2016年1月12日(火) お・か・げ・さ・ま(3学期始業式)
3学期始業式での校長先生のお話です。
みなさん、あけましておめでとうございます。
1年の計は元旦にあり、という言葉を知っていますか。1年の目標は1月1日に立てるとよい、ということです。今日は目標のお話をしましょう。
これは、宮城県の瑞巌寺というお寺にある「釈迦説法図」です。
真ん中にいるのは、お釈迦様です。このお釈迦様が弟子に聞かせた教えを仏教といい、その教えを書いたものがお経です。
さて、このお釈迦様に次のように尋ねた人がいました。
「一番大切なものは自分自身だという考えを持ち始めています。しかし、いつもの教えによりますと、「他を愛するように!」と伺っていますので、自分が一番大切というのは間違いではありませんか?だって、自分が一番大切と思う人が増えれば、自分勝手な人が増えてしまいます。」
すると、お釈迦様はこのように答えられました。
「自分が一番大切ということがわかったら、他の人もみな自分が一番大切と言うことがよくわかってくる。そうすると、他を傷つけるということはできなくなるだろう。他を害することはできなくなるだろう。」
つまり、自分を好きになり自分を大切にすると、他の人を好きになり、大切にできるということです。
3学期、校長先生の願いは
自分の好きなところを増やしていこう
ということです。
そのために、
得意なところを伸ばしましょう。
短所を長所に変えましょう。
短所を長所に変えるということはどういうことでしょうか。
たとえば・・・
自分はいつも「落ち着きがない」と注意されている人がいます。落ち着きがないということは短所ですが、見方を変えるといろいろなものに興味があるという長所として見ることもできるのです。
そんな人は、順番を決めて一つ一つやっていくと、ひとつのことに集中できるようになるのです。短所を長所に、とはこのようなことです。
3学期は、
自分が好きになれた
自分を大切にできた
といえる47日間にしましょう。
自分のことを好きでいてくれる人のいる学校
自分のことを大切にしてくれる人のいる学校
は、必ず明日も来たくなる本原小学校になるはずです。
3学期の終わりにいい振り返りができるようにしましょう。