2008年11月 9日(日) 全校制作の窯入れ、無事完了

 11月9日(日)、窯入れが行われました。西内小学校恒例の行事となっている登り窯での窯たきを来週に控え、6年生と保護者、学校職員、焼き物クラブの方が作品を窯の中に入れました。

 

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今日の作業は朝8時過ぎから始まりました。児童の作品73点と焼き物クラブの作品120点ほどを校舎から窯まで運び上げました。

 

 

 

 

 

 

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窯入れは、作品の高さや大きさを確認しながら、一つ一つをていねいに板の上に並べていきます。窯たきでは1300℃の高温になるので、作品が板に張りつかないように、「道具土」という特殊な粘土を作品の下に円盤状にして置いたり丸めて置いたりするため、ちいさな作品でも並べるのに非常に時間がかかります。写真のピンクの洗面器の中に入っているのが道具土です。

 

 

 

 

 

 

 

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窯の中の職員に自分の作品を手渡す6年生です。6年生は、今日までに窯の中の清掃をしたり、張りつき防止の薬品を作品を並べる板や柱に塗ったり、保護者の方と休日返上で薪割りをしたりと、窯たきに向けて様々な準備をしてきました。作品を持つ手にも力が入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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作品が全て入った窯の中の様子です。この時点で作業開始から4時間ほど経過しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後に口をレンガを積み重ねて封をします。レンガも長年の窯たきによって膨張しているために組み合わせるのが難しく、この作業だけでも1時間ほどかかります。すべての作業が終わったのは、作業開始から5時間後の13時過ぎでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いよいよ窯に火を入れる火入れ式を経て、週末は60時間をかけて1300℃を目指しての窯たきとなります。保護者の皆様には、早朝深夜も含め3時間交替の大変な作業にご協力いただきますが、どうぞよろしくお願いいたします。