2017年7月27日(木) 烏帽子登山・キャンプ

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7月12日(水)~13日(木)の二日間、途中雨にも降られましたが、無事高原学習を終えることができました。

【烏帽子登山】
 曇天でしたが、あまり暑すぎずちょうどよい天候の中、全員が登頂することができました。
 片道約4㎞、2.5㎞の休憩までは比較的厳しくなかったのですが、最後の1.5㎞は急な登り坂でした。山頂近くは岩場を手でよじ登っていくような険しい登り坂でしたが、必死に登り切りました。お家の方の愛情のこもったお弁当はさぞかしおいしかったことでしょう。鏡交信も楽しみにしていました。塩川小からは3年生を中心に行ってくれました。塩川小からだけでなく、様々な場所からキラキラした光が山頂まで届きました。5年生も鏡を持って必死に光を送っていましたが、山頂付近は曇っていたので下界までこちらの光は届かなかったようです。

【飯ごう炊さん】
 烏帽子登山の疲れもみせず、午後2時半からは国民休暇村で飯ごう炊さんが始まりました。保護者の方々にご協力いただいた焚き付けの割り箸や牛乳パックのおかげで、どのグループも上手にかまどの火を起こすことができました。事前練習の成果のおかげで、どの班も前回以上のカレーを作ることができました。

【キャンプファイヤー】
 午後6時前、これからレク係で準備をしようかと思っていた矢先に、土砂降りの雨が降ってきました。中止も考えていましたが、奇跡的に40分ほどで雨が上がり、30分ほど予定より遅くキャンプファイヤーがスタートしました。火の神から3つの火をいただき、点火すると一気に燃え上がりました。練習してきた「マイムマイム」や「ジェンカ」も火の周りで楽しく踊ることができました。そしてお楽しみの花火。一人10本ほどあり、たっぷりと楽しめました。

【テントでの一夜】
 キャンプファイヤーの後、本館でお風呂(温泉)に入浴できました。時間は短かったですが、友達とのお風呂で、はしゃぎすぎていた人もいましたね。その後はテントに戻り、就寝準備。一日の反省を書いたり、荷物整理をしたりと手際よかったです。にぎやかなテントもありましたが10時の消灯時刻になると意外なほど、どのテントもすぐに静かになりました。それだけ疲れていたということでしょうか。

【二日目の朝】
 朝は雨がテントをたたきつける音で目が覚めました。子どもたちも早く目が覚めたようでした。
 その雨も6時前にはすっかり上がり、朝の散歩も無事出来ました。休暇村の中に整備された木道を歩き、朝の清々しい空気を楽しみました。
 その後はお楽しみの朝食バイキング。品数が多く、どれもおいしかったので、子どもたちは大満足だったようです。朝食後の荷物準備もてきぱきできたので、予定より早く出発できました。

【池ノ平湿原散策】
 少し霧も出ていましたが、絶好のハイキング日和となりました。アヤメ・ハクサンシャクナゲ・コマクサなどたくさんの高山植物と出会うことができました。花の名前を覚えながら歩く子も多くいました。とっても素晴らしい姿だなあと感心しました。

【全体を通して】
 この高原学習に至るまで、準備段階を含め、子どもたちは自主的に行動し、それぞれが自分の役割や責任を果たしました。そして何より、クラス全員で団結して一つの行事を成功させるという達成感を味わったことと思います。
 出発の際に「気働き」という言葉を教えました。周りのことに気を配り、自分の事だけでなくみんなのために出来ることを実践してほしいと話しました。その「気働き」を実践している姿をこの高原学習でたくさん見ることができました。自分の係の仕事ではないのに他の係のお手伝いしている人、自分のことを早く終わらせて、他の人の仕事をやっている人...そういう人が多かったからこそ、早め早めに行動できたのだと思います。次はそのことをこれからの学校生活や家での生活に生かしていってほしいと願っています。
 本当に素晴らしい高原学習となったことに感謝します。ありがとうございました。