2014年6月30日(月) 昔の人って、すごい! 3年生の学習から
3年生は、地域の生糸関連のサークルのボランティアの方から繭のことについてお話をお聞きしました。
自分たちの育てている繭を使って、自動雌雄繭鑑別機を体験してみました。貴重な現存する機械です。
塩尻小学校 郷土資料館所蔵 希望の方は平日、見学可能です。塩尻小学校までお問い合わせください。
明治の末に開発されたそうです。さなぎの雄雌の重量に差があることを利用して鑑別したそうです。当時、純機械的な要素のみでこんな精密なものをよく作り上げたものだと思います。
実際は、8割ほどの鑑別で、手作業には及ばなかったことから普及はしなかったようです。精緻な造りから、当時かなり高価な機材だったと思います。よく残っていたものだと思います。塩尻地区の蚕糸業への情熱を感じます。
それまで使っていたはかり式の選別機に比べて、当時の最先端のメカニズムを駆使して重量で選別していたことがよく伝わってきます。
重量の違いで、回転を手で加えるとガイドでアームが上がり下がりして鑑別するようです。
資料館のほかの収蔵品等
約10年前、岡谷で修理をしてもらい現在も稼働する『座繰り』
糸車など
この資料館には、ほかにも貴重なものがたくさんあります。