2015年3月 2日(月) 『幸せな人生を歩むために とても大切なこと』

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3月3日の6時間目に上田情報ビジネス専門学校副校長 比田井和孝先生のご講演をお聴きしました。

 涙あり笑いありプレゼントありの講演は心に響きました。

「この世の中の最悪の不幸は、誰からも必要とされなくなること。

裏を返せば、最高の幸せとは、たくさんの人から必要とされる人生を送ること。」この話から講演がスタートし、そしてそのために必要なことは何なのか、と話は続いていきました。

いくつかのエピソードを紹介してくださいましたが、私が一番印象に残ったのは、ヨットで世界一周に挑戦したという、海洋冒険家 白石康次郎さんのお話でした。ご本人曰く、致命的な弱点が、船酔い。船乗りの船酔い、さぞ苦しいに違いないと思っていたら、話は意外な展開へ。白石さんは、「どうしたら楽しく酔えるか、どうしたら楽しく吐けるか」、と考えはじめ「オレンジジュース」にたどりついたというお話でした。オレンジジュースは吐いても美味しいらしいのです。抵抗していると振りまわされるが、受け入れることで、「主導権」を握ることができる。また海に出てヨットの上にいて風が吹かない時にも、「待たされる」のではなく、「待つ」という覚悟が決まったら、積極的な気持ちで行動が変わるのだというのです。そして、比田井先生は後期入試を一週間後に控えた皆にこう話してくださいました。

150302_03.jpg人生も同じ。受験は不安な荒波、けれど受け入れた瞬間から財産となる。

今、皆は人間性を磨くことができる「受験」というチャンスのまっただ中にいる。

都合のいい結果はやってこない。人生にとって大切な結果がやってくる。それが最高の結果である。

今できることをやるしかない、と。この時期に、力強いエールを送っていただいたと思いました。150302_04.jpg

(平成27年3月6日発行,3学年通信44号より)