2019年9月 6日(金) 研修の秋です。

 すっかり気候も秋の気配を強く感じられるようになりました。

 今日の快晴は、まさしく高く澄み切った秋空です。気持ちの良い時期を迎えています。

 今、学校は、セルリアン祭に向けて、合唱練習や体育祭の練習で熱気に満ちています。

 そんな中、今週は3つの授業を参観しました。

 一つ目は、教育実習生の授業です(8月26日~3週間、2名の大学生が教育実習を行っています)。3年生の道徳の「命の選択」という題材で、尊厳死について考える授業でした。祖父の延命措置をどうするかについて、主人公の気持ちに合わせて考えるものでした。

 実習生の一生懸命かつ真剣な姿が、生徒に伝わったのか、生徒たちは、本当によく自分自身の考えをまとめていました。

 あらためて、教育現場はベテランの先生の良さ、若手の先生の良さ、男性・女性の先生の良さ、それぞれの良さを、「子どもに軸足を置いた教育のため」発揮し合ってこそ、健全な教育になるのだと思いました。

 翌日には、家庭科の研究授業を行いました。「南木曽のネコ(背当て)」の素材について、見て触れての体験を通しての学びでした。また、素材の中の真綿は、製糸業が盛んであった上田市ゆかりの繭が使われていることをゲストティーチャーの話から知り、ネコづくりへの意欲をもっていく授業でした。

 授業者の早坂大成先生が、ネコという題材に惚れ込み、授業に取り入れるために、教材研究を積み重ねた誕生した授業でした。

 昨日は、教育課程研究協議会に参加し、健康教育について学んできました。

 「姿勢」についての授業でした。姿勢が悪いと様々な弊害が生じてくることを知った和田小学校の児童たちは、自分の姿を振り返りながら、これからの姿勢について考えていました。

 午後の研究協議会の中で、「体力づくり」の話題になりました。長野県の教育課題とある、「学力・体力の向上」は、長野県教育振興基本計画の重点施策です。

 しかし、私自身が振り返った時に、「学力向上」については、先生方と何度も議論を交わしましたが、「体力問題」については、二の次になっていたように思います(私自身、保健体育科の教員なのに、、、)。

 あらためて、児童生徒の健全な成長のためには、体力の向上についても学校全体として、取り組んでいきたいと思いました。

 子どもの力を伸ばし、これからの自分の在り方を考えていた3つの授業から、私自身も多くのことを学ばさせていただきました。

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