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2019年10月17日(木)
台風の影響


 日本列島を直撃した台風19号は、県内・上田市に多くの被害をもたらしました。

 四中区の皆さんの中にも、被害を受けたり、不安な思いをされたりしたご家庭が多くあると思います。心よりお見舞いを申し上げます。

 四中では、一時、体育館が避難場所として開設されましたが、堤防の決壊等の水の被害を避けるために、避難所は撤収され、近くの上田創造館に避難場所が移されました。

 私自身、これほど大きな台風の被害を経験したことがなく、どう対応すべきか判断に困る場面も多々ありました。

 私の家は、上田市の国分にあります。土曜の夜に、千曲川が国分で氾濫との情報を受けたのですが、どの場所が氾濫しているのか分からずに、外に出るわけにもいかず、家の2階で状況を見守るだけになってしまいました。そんなことですから、学校の状況もよくわかりませんでした。

 日曜日の早朝に学校に登庁すると、古い蛇口が壊れて水が漏れていた、中庭の木の枝が1本折れていた、野球部の仮設のブルペンの支柱が何本かずれてしまっているくらいで、思ったより被害は受けておらずに安心しました。

 しかし、その後、学区内にある上田電鉄の鉄橋が落ち、堤防が崩れるという事態となり、避難指示が出されました。幸い、現在まで水の被害や混乱等はなく、生徒や家庭も、皆無事であります。

 登下校中は、本校の職員が通学路で見守りをしていますが、地域の自治会の皆様や住民の皆様も同じように見守ってくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

 この台風を通して、多くのことを学びました。

 ・避難訓練は水の被害を想定することも大事である。

 ・千曲川・須川湖等の状況を常に把握しておく必要がある。

 ・ライフラインが崩れた場合の対応。

 ・地域との連携をどうとっていくのか。等です。

 これは、今まで言葉ではわかっていたものの、実際に被害にあってこそ切実感があり、必要性を強く感じるものだと思います。学校で、家庭で、地域で、今回の教訓を次に生かしていかなければと思います。

 ※多くの方から安否を確認する連絡や励ましをいただきました。感謝です。


投稿者: 第四中編集