2020年8月19日(水) 2学期はオンラインでスタート!

 11日間の夏休みが明け、今日から2学期が始まりました。

 新型コロナウィルスは、現在上田市で感染警戒レベル3となっており、一層の感染拡大予防が学校現場にも求められています。

 そこで、本日の始業式を、体育館での全校集会をやめオンラインで行いました。四中では初めての試みです。

 四中の放送設備はとても古く、各教室へのテレビ放送ができません。日頃は、音声のみで様々な放送をしていますが、今回は、各クラスに移動式の大型のモニターを入れてパソコンを通してオンラインでの始業式を行いました。

 そのために、昨日の職員会議後に、全職員で動作の確認をして、校長室より各クラスに配信できるようにセッティングをしておきました。

 

 今日の始業式では、各学年の代表生徒が2学期への抱負を話してくれました、学習や部活動、人間関係づくり、文化祭への意気込み等を発表してくれました。

 2学期のスタートにあたり、全生徒が新たな目標を抱いていると思います。その気持ちを大事にして欲しいと思います。

 

 私は、「百万回生きた猫」の絵本を紹介しました。

 あらすじは、「何回も生き返り100万回生きた猫がいました。その猫は常に飼い主に愛されて生きてきました。しかし、猫は一度も、飼い主を愛したことはありません。国王・船のり・サーカスの手品つかい・おばあさん・泥棒・女の子、、と様々な飼い主のもとで死んでいきます。飼い主はたいそう悲しみますが、100万回生きた猫は何回死んでも平気でした。

 あるとき猫は、だれにも飼われずに野良猫になりました。自分のことだけが大好きであった猫でしたが、出会った白い猫を愛し、生まれてきた子猫たちを自分以上に愛するようになりました。猫は、ずっと白い猫と生きていたいと願うようになりました。しかし、やがて白い猫は年老いて猫の隣で動かなくなりました。そこで初めて猫は深い悲しみを覚え、100万回泣き続けました。そしてとうとう猫も、白い猫の隣で動かなくなり、それ以後は生きかえることはありませんでした。」という内容です。

 

 本年度の本校の教育目標は「主体性を育む教育」であり、テーマは「四中プライド~主人公として生きる~」です。そのことに通じるのではないかと思い、今回この絵本を紹介しようと考えました。

 

 この絵本に出てくる猫は、飼い主に決められた生き方をするのではなく、自分で自分の生き方を決め、初めて自分以外の相手を愛し、主体的に生きたのではないかと思います。そして、自分の人生を主人公として生きたことで、最後に満足をして生きかえることがなくなったのではないかと思います。

 

 まだまだ、暑い日が続きますが、実りの秋を迎える2学期です。生徒たちには、新しい生活様式の中で制限もありますが、様々な活動に挑戦していって欲しいと思います。

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