2020年12月 1日(火) 上小体育研究会研究大会

 今日は、上小体育研究会研究大会を、本校で開催しました。

 この会は、上小地区の各校の体育・保健体育科の先生や授業づくりを考えたい先生方で構成されています。

 毎年、上小地区内の一つの学校が授業を提供し、教材や指導法等を学び合っています。

 

 私自身も体育科の教員であり、本年度は会長も務めさせていただいています。また、事務局も四中に置き、本校の体育職員が運営をしています。

 そんな関係もあり、本年度は四中で授業を提供することになり、大沢創先生が担任を務める1年5組でネット型・連携型球技のアタック・プレルボールを題材にした授業をもとに研究会を行いました。

 

 講師には信州大学教育学部教授の岩田靖先生をお招きしてご指導を受けました。岩田先生は、このアタック・プレルボールを教材として生み出した先生です。

 従来のネット型のバレーボールやソフトバレーボールは、空中を移動するボールの操作が難しいために、なかなか連携して行うプレイの楽しさやハラハラしながら味わうラリーまでには技能的に至りませんでした。

 そこで「連携プレイ」の意図的な達成を導く戦術的行動を容易に学習できる教材として「アタック・プレルボール」を考案されました。

 

 本校の授業でも、必ず3段攻撃(レシーブ・セット・アタック)をすることとし、ボールはワンバウンドでつなぐ、ネットの高さは腰の高さにしだれもがアタックができるようにする、操作しやすい重さ・大きさと柔らかさのボールを使用する等の運動条件を工夫しました。

 

 今日の授業では、生徒たちが自分たちのチームの課題の解決に向けて、チームカードや分析シートをもとに練習に取組み、試合に臨みました。

 どのチームも必死に声を出してボールをつなぎ、全員がレシーブ・セット・アタックに関わり、ラリーの攻防を楽しむ姿が見られました。

 

 講師の岩田先生からの「チームで協同プレイを行う上で、チームの問題点や課題を全員が共有することが大事である」との言葉通り、今回の「アタック・プレルボール」の授業は、ネット型の運動の特性を味わえる授業になったと思います。

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