2020年12月17日(木) 窪島誠一郎先生が来校されました!

 上田市にある「無言館」の館主の窪島誠一郎先生が来校されました。

 

 11月6日の校長日記に、美術部が参加したアートクラブグランプリの共同の部に今年のセルリアン祭で披露されたステージバックの絵が見事に一次審査を通過したと書きました。

 その後行われた2次審査では、1次審査に通過した作品の中で、なんと最優秀の賞を受賞したとの朗報が届きました。

 

 

 窪島誠一郎先生は、2次審査の審査員のお一人でした。

 窪島先生曰く、例年長野県、特に東信からの応募はほとんどない中、「上田市」からの応募であった。そのことが贔屓目にならないように審査にはあまり口を出さなかったが、他の審査員から「グランプリ」との話を聞き、とてもうれしかったとのことでした。

 美術部の顧問の西澤先生が、窪島先生に、ぜひ本物の作品(何せ、ステージバックを飾る巨大な作品ですので、応募はかなりの縮小版だったので)を見ていただきたいと考え、連絡を差し上げたところ、お忙しい中、本日、ご来校いただけることになりました

 

 窪島先生は、ステージバックの前の作品をじっと見つめた後、大変褒めてくださいました。この絵の「雲外蒼天」に込めた「希望に向かう」というたテーマが、すごく伝わってくる作品であるとの話もいただき、美術部の生徒たちの取組を大いに称賛していただきました。

 

 そして、窪島先生は、とても気さくに生徒たちに語り掛けてくださいました。

 「絵に良い、悪いはない」

 「だれもが描きたい絵を好きに描いてよい」

 「人に迷惑をかけないことを前提に、どんどん好きなことに打ち込んで欲しい」と、とてもやさしいまなざしで話してくださいました。

 

 

 最後に、「何のために学校で勉強を学ぶと思う?」と生徒に問われました。

 言葉に詰まってしまった生徒たちですが、

 「それは、将来だれもが必ず出会う好きになる人のためである」と教えていただきました。

 

 ステージバックを仲間と共に一生懸命に描いたこと、窪島先生に出会い褒めていただいたことは、将来、それぞれが好きになった人に伝わるのだと思います。

 

 私も、美術部員と顧問の西澤先生・柳沢先生と共に、ステキな時間を過ごさせていただきました。

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