2019年10月11日(金) 授業を見あう研修会

 日記の更新がなかなかできませんでした。

 四中では、セルリアン祭後も、生徒たちは様々な活動に意欲的に取り組んでいます。先週末から中体連の新人戦も始まりました。これで、11月まで各種目ごとの新人戦が、上小大会、東信大会と続きます。機会があれば、生徒の頑張りを日記に綴りたいと思います。

 さて、10月10日より「授業を見あう研修会(学びスタイル週間)」を行っています。これは、教員同士がお互いの授業を自由に参観し、互いの良さを学びあいながら、授業を通して職員間のコミュニケーションを図るために、本校の研究部が企画した取組です。

 授業を公開してくれる先生を募ったところ、7名の先生が名乗り出てくれて、授業を公開しています。

 今日は、1年3組で担任の関勝利先生が道徳の授業を公開してくれました。

 題材は、テレニン晃子さんの生き様について考え合うものでした。晃子さんは、結婚後に赤ちゃんを授かりました。順調に育っていたのですが、妊娠5か月目に医師より「脊髄がん」の告知を受けます。

 治療を優先すれば赤ちゃんの命に影響が出るために、医師は、赤ちゃんの命をあきらめるように告げました。晃子さんは自分と赤ちゃんの両方の命を守る選択をし、無事に赤ちゃん、(ゆりあちゃん)を出産します。しかし、病状は回復せずに、ゆりあちゃんが2歳の時に亡くなってしまいます。

 死を覚悟した晃子さんは、病気と闘いながら文書や音声で、娘の成長の過程へのアドバイスを残しました。晃子さんの伝言は、ゆりあちゃんの成長の過程での支えとなると共に、本となりました。その本には、「本を読んだすべての人に娘・ゆりあを見守ってほしい」と綴られています。

 生徒たちは、終始授業にのめりこんでいました。そして、晃子さんの姿から命の大切さや、人の愛情を学び取っていました。

 授業後に、もくもくと感想を記入する姿、時に涙を浮かべている姿を見ると、生徒たちの心が揺さぶられたことがよくわかる道徳の授業でした。心の響いたことは、きっと生きていく上での価値観や教訓、自分の生き方を見つめることにつながっていくのだと思います。

 3連休明けにも、いろいろな科目で授業公開がされます。とても楽しみです。

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