2020年9月15日(火) 縁の瓦

 本日、奈良県の薬師寺東塔「縁(えにし)の瓦」が四中に里帰りしてきました。

 

 薬師寺では平成21年より、百十年ぶりに国宝三重塔(東塔)の解体修復工事が行われました。この解体修復に伴って県内小・中・高等学校の校名が裏面に刻まれた三百六十枚の屋根瓦(縁の瓦)が発見されました。その中で東塔の屋根瓦として再使用されない瓦の里帰りが実現し、平成29年に不使用瓦百二十六枚の「薬師寺東塔『縁の瓦』里帰り式」が開催されました。

 

 令和2年に、薬師寺の解体修復の最終段階になった時に、再使用するために残された瓦のうち、屋根のそりに合わずに再使用されなくなった瓦が五十七枚あるという連絡があり、その五十七枚の瓦が改めて各学校に里帰りすることになりました。(信濃教育会の一文より)

 

 今日、里帰りしてきた縁の瓦は、その五十七枚のうちの一枚です。

 

 縁の瓦には、「長野県小県郡 川邊中学校」「昭和二十六年、、、」と刻まれています。四中の前身である川邊中学校時代のものが里帰りしてきたのです。

 

 この縁の瓦は、国宝である薬師寺東塔の一部ですので「国宝」扱いとなるそうです。

 

 70年の時を経て、先輩の思いも里帰りしてきました。まさしく「四中の宝」でもあります。

 

 今、展示方法を考えているところです。ご来校の際には、ぜひ「四中の宝~縁の瓦~」をご覧いただきたいと思います。

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