行者小屋


 諏訪側から八ヶ岳に入るベースの一つ、「行者小屋」です。
 ここをベースに、右へは「阿弥陀・中岳のコル」を経て「阿弥陀岳」や主峰「赤岳」へ、
また、「文三郎道」や「地蔵尾根」から赤岳へ、さらに「地蔵尾根」からは「横岳」や 「硫黄岳」に向かうルートがあります。

 行者小屋は三方を山に囲まれた、山のふところのような場所です。正面には八ヶ岳の最高峰「赤岳2899m」 がそびえ、よく見ると左側のコルには小屋も見えます。また、右側には「中岳」や「阿弥陀岳」がそびえ、 正面左手に見えるのは八ヶ岳の縦走コースの中でももっと難しいと言われる「横岳」も見えています。

 小屋の屋根越しに左手後ろの方向には、明日の朝登る「硫黄岳」の姿も見えます。こういう場所は (天気さえ良ければ)まわりの景色をいつまで見ていても見飽きることのない場所です。晴天を祈ります。


←行者小屋から見上げる八ヶ岳の最高峰赤岳。
頂上右側へ登っていく「文三郎道」が見えます。

 阿弥陀岳側に少し登ると、横岳と硫黄岳が
 こんなふうに見えます。→


←ふり返ると、小屋の屋根越しに明日登る硫黄岳が見えます。

 主峰「赤岳」への最後の登りにかかる
 見たことのある登山者→


←行者小屋前のベンチでくつろぐ登山者。
よく見ると、ちょっとどこかで見たような顔です。

 天気が良いとこんな景色も。
 手前は権現岳、その奧に富士山→




 行者小屋から今夜の宿「赤岳鉱泉」までは1時間ほどの道のりです。ここから「中山乗越(のっこし)」 を越えていきます。「乗越」とは「峠」のことです。

 美濃戸中山の乗越を越えるルートは別名「中山展望台」とも呼ばれる景色のよいコースです(特に前半)。 うしろに見える「赤岳」や「阿弥陀岳」、右手側の「横岳」などの景色を楽しんでください。

 コースの後半は下りになります。転んだりすることによる事故は圧倒的に下りが多いです。一歩一歩 確実に下っていこう。石を落とさないように。万一、落石を起こしてしまったら大声で知らせよう。


 

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