上田第六中付近の自然
上田六中にやってきた野鳥や裏山の動植物を紹介します。



校内の花暦
4月中旬〜 サクラ
校庭南側
4月中旬〜 ドウダンツツジ 中庭など  4月下旬〜 ハナミズキ
保健室の前
4月下旬〜 ボケ
体育館南西側
5月初旬〜 フジ
剣道場の前
5月中旬〜 ツツジ
校庭東側など
5月中旬〜 白いツツジ
職員玄関付近
5月中旬 シャガ
事務室の前
6月上旬〜アベリア
別名:ハナゾノツクバネウツギ 六中に一番多く植えられている植木です。11月に入っても、まだ花をつけています。
6月上旬〜ネジバナ
芝生と一緒に六中の中庭にやってきたようです
10月初旬〜 キンモクセイ
保健室の前にありますが、玄関の方まで風に乗って良い香りが漂ってきました。
10月初旬〜 マユミの果実。正門を入ってすぐ東側にあります。 10月初旬〜トキワサンザシ(ピラカンサス)の果実。木工室前のクルミの木の下にあります。 10月初旬〜クルミの果実。木工室前のカシグルミも、果肉が熟し、果実(クルミ)を落とします。

裏山の動物たち(学校の裏山に赤外線センサーカメラを仕掛けてけものたちの姿を撮影しました。)
4月12日18:25 キツネがやってきました。カメラを仕掛けた獣道を最初に通ったのはキツネでした。 4月12日21:51 ハクビシンが現れました。鼻の所に白い線が通っています。上田市にやってきたのはほんの数年前です。  4月14日 16:08 今度現れたキツネは毛並みがよくありません。皮膚病でしょうか? 4月23日 2:38 キツネが通過しました。キツネの尾は結構長いものです。このキツネは毛並みも良いです。
5月15日、23:58 アナグマがやってきました。アナグマはイタチの仲間です。 5月16日 0:01 アナグマは、きまって日付の変わる頃にやってきます。 5月16日 19:57 タヌキがやってきました。 5月23日 22:11 大きなネズミです。アカネズミかドブネズミだと思われます。 5月24日 9:54 近くの幼稚園の子どもたちが山に遊びに来ました。カメラに向かってピースをしてくれました。
6月3日 23:23 テンが現れました。夏毛のテンです。 6月25日 2:13 大日堂の裏山に仕掛けたセンサーカメラにも夏毛のテンが写りました。 6月29日 22:39 大日堂の裏山のカメラにノウサギが写りました。 6月30日 21:49 にもノウサギが写りました。24日21:58、7月1日21:12にも写りましたが、同じのウサギだと思われます。
9月26日 18:47 アナグマがカメラに向かって歩いてきました。バックの白い草花がきれいです。 大日堂近くに仕掛けたセンサーカメラに写ったキツネです。8月30日 0:56 大日堂近くに仕掛けたセンサーカメラに、お墓のお供えらしき、ビニール袋に入ったマシュマロのようなお菓子をくわえたテンが写りました。10月23日 2:29 10月20日 19:35 ついに大型獣であるイノシシの撮影に成功しました。イノシシは目が赤く写るのが特徴です。すぐ近くには幼稚園があるので気をつけなければいけません。12月31日には、小泉地区の自宅で仕事をしていた男性にイノシシが突進してきたという記事が載りました。
11月29日 22:25。大日堂の裏山に現れたタヌキです。まるで、お座りをするイヌのようです。やはり、タヌキはイヌの仲間です。 12月4日。霜にあたって甘くなった渋柿?をくわえたテンが撮影できました。2:57 12月19日 2:56。雪の中、えさを探しにやってきたキツネです。右目がつぶれているのでしょうか?雪が降ろうと雨が降ろうと、生きるためにきびしい世界です。 1月6日 0:51。やはり、雪の中えさを探しに来たテンです。雪の地面の匂いをかいで、餌になりそうなものを探しているのでしょうか。
2006年1月8日 0:06。六中の裏山で、はじめてニホンジカが撮影できました。右側の成獣(目が二つ光っています)と幼獣らしき個体など写真から5頭ほどが確認できます。雌を中心とする群れだと思われます。こんな里の方にまで姿を現すとは驚きました。 2006年3月29日、0:02に、裏山に現れたテンです。まだ、顔が白く、胸も黄色っぽい(冬毛)ですが、かなり黒ずんできました(夏毛)。 5月15日頃、六中の裏山で、またもやイノシシが撮影できました。沢に仕掛けたカメラに写りました。かなり大きな個体です。
2006年5月29日頃撮影できたテンです。顔がすっかり黒くなり、全身も黒っぽい夏毛に生え替わっています。 2006年5月中旬 大日堂の裏山で、ニホンジカが撮影されました。皮膚の皮が盛り上がり、角が生えかけているので雄の個体です。 2007年7月19日。午前9:03。枯れた倒木を渡って、小川を渡ろうとするリスが撮影できました。上田市の里山には普通に見られるリスですが、結構うまく撮影できました。
2007年8月20日。18:42。3匹のタヌキがセンサーカメラの前に現れました。親子、あるいは兄弟のタヌキだと思われます。 2008年9月4日。イノシシが現れました。鼻先は、土を掘り返して、土の中の生き物や植物の根などを食べたらしく、泥だらけです。
最後のフィルムに、ツキノワグマが写りました。日付の部分が切れてしまい、正確な日時は分かりませんが、2009年5月11日〜5月31日のフィルム回収日の間の夜間です。小泉地区の里山でツキノワグマが撮影できたのは初めてです。山にはいるときは、鈴やラジオを鳴らすなど、こちらの存在を知らせることが大切です。

校内にやってきた野鳥 裏山の野鳥
コムクドリ 5月上旬 セグロセキレイ 4月〜 ムクドリの雛 5/27 5/16 裏山のセンサーカメラにキジの雌が写りました。 5/23 裏山のセンサーカメラにはキジバトが何回も写ります。
2007年7月3日。2階東渡り廊下にカワセミが。ガラス窓にぶつかり、脳しんとうをおこしていたようです。体が黒っぽいので、幼鳥であると思われます。カワセミは「渓流の宝石」と呼ばれ、水の綺麗な渓流に住む野鳥です。まだまだ六中のあたりにも、自然豊かな渓流が残っている証拠だと思います。 2008年10月9日朝、第六中学校の職員玄関に、ガラス窓に当たって失神しているノゴマを見つけました。北海道の草原を代表する鳥で、このあたりでは、たいへん珍しい野鳥です。写真を撮った後、頭をなでてやると、急に起き上がり、飛び立っていきました。 1月16日 6:37。スギ林の中でヒヨドリとシロハラが、争っているところが、センサーカメラで撮影できました。 2007年9月4日12:05。六中の裏山で、アオバトが撮影できました。普段、あまり目にしませんが、センサーカメラがとらえてくれました。
2009年5月5日22:28 センサーカメラの前方をフクロウが横切りました。音もなく、飛ぶ様子がうかがえます。力強い大きな足が目立ちます。

ペッカムニシキの化石 玄能(げんのう)石 ツマグロヒョウモン
学校の裏山の林道脇には、二枚貝の一種であるペッカムニシキの化石がみられます。右にものはNagamine先生と生徒が6月3日に採集してきたものです。  玄能(金づち)の形に似ているので名前が付いたそうです。成分は主として方解石で、日本では上田小県地方、福島県いわき市、新潟県分水町などが産地です。 2006年6月23日、PM1:00。泉田保育園の東側の畑の中に、ツマグロヒョウモンの雌が飛んでいるのを目撃しました。私が、上田市で見たのは初めてでした。


アオマツムシは中国からの帰化昆虫です。日本で最初に記録されたのは1898年東京の赤坂だそうです。長野県での最初の記録は、1980年の南木曽町です。アオマツムシはサクラ・ウメ・カキ等の一年枝に卵を産みます。苗木と共に持ち込まれ、移動した場所がたまたま良い環境であるとそこで繁殖すると思われます。上田での記録は、1986年別所温泉(藤沢氏)、1988年新田、1991年上田公園・北小学校・大屋、1992年上田原などがあります。1993年の冷夏の年には、市内を調べたがまったく鳴き声を聞かなかったそうです。上田市誌には1999年、上田公園、天神町、常磐城から、各1個体の鳴き声を聞いたとあります。2005年9月15日。緑が丘の自宅の木の上で、コオロギのような昆虫の鳴き声を聞きました。木の上で鳴いているので、大変不思議に思い、その昆虫を捕まえて調べてみたところアオマツムシでした。自宅のまわり、秋和の交差点付近の街路樹、上田公園の桜並木など、いたるところでその鳴き声を聞くことができました。もはや、完全に上田市に定着しているものと思われます。六中付近では、今年は確認できませんでしたが、近いうちにみられるようになると思います。2008年度の調査結果はこちら