2012年4月 2日(月) まわりの自然 その4
上田第六中付近の自然
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アオマツムシは中国からの帰化昆虫です。日本で最初に記録されたのは1898年東京の赤坂だそうです。長野県での最初の記録は、1980年の南木曽町です。アオマツムシはサクラ・ウメ・カキ等の一年枝に卵を産みます。苗木と共に持ち込まれ、移動した場所がたまたま良い環境であるとそこで繁殖すると思われます。上田での記録は、1986年別所温泉(藤沢氏)、1988年新田、1991年上田公園・北小学校・大屋、1992年上田原などがあります。1993年の冷夏の年には、市内を調べたがまったく鳴き声を聞かなかったそうです。上田市誌には1999年、上田公園、天神町、常磐城から、各1個体の鳴き声を聞いたとあります。2005年9月15日。緑が丘の自宅の木の上で、コオロギのような昆虫の鳴き声を聞きました。木の上で鳴いているので、大変不思議に思い、その昆虫を捕まえて調べてみたところアオマツムシでした。自宅のまわり、秋和の交差点付近の街路樹、上田公園の桜並木など、いたるところでその鳴き声を聞くことができました。もはや、完全に上田市に定着しているものと思われます。六中付近では、今年は確認できませんでしたが、近いうちにみられるようになると思います。2008年度の調査結果はこちら。 |