2021年12月 3日(金) 「きなこあめ」がおいしくできました

豆のさやの中の赤や緑の虫に悲鳴を上げながら、一粒ずつ収穫した大豆は各クラス2㎏弱になりました。子どもたちは、この大豆で何ができるかを熱心に調べて、楽しみにしていました。今週は、クラス毎に「きなこあめ」を作ることにしました。

 

まず、大豆をフライパンで炒って、炒り豆を作りました。皮が割れてこんがりきつね色になってくるといい匂いが漂い始めました。「これって、『節分』の時の豆?」「こんなに堅くて熱かったら、鬼も逃げるね。」などと話しながら、楽しそうに炒っていました。

 

学校のミキサーが古かったので、1組は、これを布袋に入れてすりこぎでたたいたり、すり鉢で20分ほどすったりしました。少し砕けたけれど、とても「きなこ」にはなりませんでした。「やっぱり無理。」と、ミキサーで砕くと20秒ほどで、粗めの「きなこ」になりました。子どもたちは、「ミキサーってすごい力だ。」と目を丸くしていました。できた「きなこ」を同量の水飴と練って塊にして、あめの形に丸めると出来上がりました。水あめがべとつくし、砕けた大豆やきなこが飛び散るし、片付けが大変でしたが、自家製きなこの「きなこあめ」は、粒が残っていてプチプチした食感が、最高だったそうです。「おいしい。」と大喜びしている子どもたちを見て、作って良かったと思いました。

 

「種まき」から、「世話」「収穫」「調理」まで一通り体験し、身近な食品「大豆」について学ぶことができました。

 

20211203kinako001.jpg