2011年6月30日(木) ホタルの学習(6年)
学校のすぐ近くの「中城沢川ホタルの里」は、わたしたちの先輩達が、北小、北中、飯沼地区のみなさんと共同で作ったものです。それ以来、ホタルの学習は伝統的な地域環境学習となっております。
今年も、前飯沼区公民館分館長の中村さんのご厚意で、6年生が学習をする機会をつくることができました。
午前中、「ホタルの不思議な生活をとおして身近な環境のことを考える」と題して、中村さんに授業をしていただきました。
世界や日本のホタルの中間について、ホタルの食べ物について、ホタルの住みやすい環境について、などを学びました。
その学習を通して、実はホタルは人里の自然が大好きな昆虫であること、昔はどこでも見られたホタルがなぜ今は特定の場所でしか見られないのか、を学びました。
これは、ホタルの幼虫がえさにしているカワニナです。
成虫になるまでに食べる量は、なんと幼虫1匹あたりカワニナ70~80匹なのだそうです。
ということは、ホタル100匹が成虫になるには...
200匹...500匹...
1000匹...
たくさんのカワニナが育つ環境が必要なのですね。
ちなみに、成虫のホタルは、草の露などの水しか飲まないのだそうです。
ホタルの里からとってきた水の水質検査をしました。
CDT(科学的酸素要求量)
PH(酸性・アルカリ性)
実験器具を使って、児童が実際に検査をしました。
5分たって表れた色の反応で調べます。
自分たちの先輩達が地域の方々と力を合わせて、ホタルの里を作ったときの映像を見ました。
これを見て、改めて、学校とホタルの里のつながりがわかりました。
この伝統を自分たちも引き継いでいきたいと思った時間でした。
時間は午後7時30分です。
再び学校に集まり、実際にホタルの里へ観察にでかけました。
たくさんのホタルが飛んでいました。
昼間、学習した成果を生かし、オス・メスの見分けにもちょうせんしました。
また、ゲンジボタルに混じって、数匹のヘイケボタルも見つかりました。