2020年1月20日(月) 冬眠のドジョウがいた! 4年理科

*前回までの4年理科「冬の生き物のくらし」・・・秋まで見られた小動物、昆虫が冬に見られなくなったことから、池にドジョウを探しに行くことになりました。

子どもたちが「ドジョウが池」と名づける地点に行ってみました。校庭の近くです。ところが池がなくなっていました。農業用水を貯めたドジョウが池は、冬になり用水が止まったことから消滅していました。ドジョウはいません。若干土の湿り気が残るくらいです。

ドジョウはどこに行ったのか、話し合いが始まりました。そうしたところ、冬眠説、鳥が食べた説、死骸が風で飛ばされた説、3つの仮説が出てきました。仮説を確かめていきます。子どもたちが実証を願う冬眠説からです。

若干土が湿るドジョウが池の底をスコップで掘っていきました。二掘り、三堀りしたところで、子どもたちの歓声が沸きました。「何かいる!」「ドジョウだ!」若干湿る土の中に、動くドジョウが一匹いるのを発見できました。

子どもたちからは、「いたらいいなと思っていたけど、本当にいるとは思わなかった」「少ししか湿っていない土の中でも冬眠している。生命ってすごい!」「調べてみないとわからないもんだな」といった声が聞かれました。

土を掘るに至るには、スコップをとりに行ったり、ドジョウがいたときのためにバケツを用意したり、土を柔らかくして掘りやすいように川に水を汲みに行ったりと結構な手間・時間を使っていました。授業はここまでです。

ドジョウは学校のビオトープに放しました。冬眠から起こしてかわいそうな気がしますが、子どもたちは「ビオトープの底にも土があるからここで冬眠できるはず」と理科的にドジョウのことを考えてあげています。

本物の自然、生命の強さに学ぶ理科となりました。

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