2020年4月27日(月) 臨時休業中に子どもたちが獲得しているもの

 

職員室の窓から校庭に向かって声をかけている先生がいました。「よく乗れるようになったね。すごいね」

 

校庭に行ってみると、Sくんがかっこよく自転車に乗っています。一週間ほど前、何とかバランスをとって坂道を下るときだけ地面から足を一瞬離す姿を見ました。その1週間前は支えてもらって数メートルペダルをこぐ姿があり、その一週間前は支えてもらっても前に進みませんでした。

 

今日は軽快にペダルをこいで自転車に乗っています。昨日から乗れるようになったそうです。Sくんは笑顔で自転車に乗っていますし、見ているお母さんやお兄さんもニコニコ顔です。

 

ともすると学校が休業ということで、子どもたちは成長が止まってしまっている、学びが止まってしまっていると考えてしまいがちです。でもSくんの姿は臨時休業の間にも子どもたちは成長しているし、学んでいることもある、子どもの力を教えてくれているように思えました。

 

学校が再開したら、学習の遅れをとりもどすという視点だけではなく、子どもたちは休業中にどんなことを学んできたのか、どんな成長があったのか、そんな成果や伸びを見つけ、学習にいかせるようにしていくという視点をもち合わせたいと思いました。

 

Sくん、がんばりましたね。おめでとう!

  

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