2020年4月30日(木) Aさんの学習の様子から アウトプットの重要性

 

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Aさんの理科学習シートが送られてきました。鹿教湯温泉と他の場所の、春の植物が比べて調べてあります。動画を観て学んだことをもとに、自分で動き出して調べました。

 

Aさんの家庭学習の様子から学ぶべきポイントがあるように思います。「学習はアウトプットで強化される」ということです。最近の研修会等でよく聞きます。

 
学びには「聞く」「読む」といったインプットと、「話す」「書く(まとめる)」「行動する(植物を育てる、観察する等)」といったアウトプットがあります。

 
インプットとは、話を聞くやワークシートを解くといったものです。子どもが読書やプリント学習(これらもインプット)していると安心しがちですが、学びというのはアウトプットがあってこそ成り立つものといわれます。

 

休業中の今、保護者の皆さんが子どものアウトプットの相手になることも考えられます。

 

 「あとで本の内容を教えて」「お母さんも知りたいから、まとめてくれるかな」と声をかける、「おもしろい内容だね。自分でも書いてみる?」と創作意欲を刺激する、などなど。双方向学習シートは学校にシートを送ってきてくれるので、アウトプットの相手が我々教職員になっているというよさがあります。

 

休業中で時間がある今だからこそできる学びもあるでしょう。没頭しているうちに、いつしかそのものが好きになる、そんな学びです。夏休みによくやる「自由研究」もそのひとつですね。

  
ピンチをチャンスに、臨時休業は子どもたちに学びの本質を理解してもらう大きなチャンスかもしれません。Aさんの学ぶ姿から教えられます。