2020年5月 7日(木) 児童の皆さん、保護者の皆さん ありがとうございます

 

臨時休業が再延長となり、肩を落としている皆さん、いつまでこの状況が続くのだろうとさらに不安を感じている皆さんがいることでしょう。

 

5月5日の信濃毎日新聞の記事が目に留まりました。「心と体 健康を保つには」との見出しの記事です。福島県立医大の前田正治教授(災害精神医学)は、あと一か月、一週間我慢すればという状況が続く中で、自分の頑張りが無駄に終わってしまうという感覚が虚しさや燃え尽き感につながり、元気がなくなってしまうとの内容を記事の中で語っています。そんな中で自分をほめること、お互いをねぎらうことが大切だと説いています。今までの頑張りがなければ事態はもっとひどくなっていたはずです。

 

これまで子どもたちはよく頑張ってきました。臨時休業が続く中でも、大きな事故やけがなく過ごしています。子どもたち自身がしっかり生活しようとする意識をもっていればこそでしょう。学習シートで取り組みの成果を学校に届けてくれるなど学習面でも頑張る様子が見られます。臨時休業中に自転車に乗れるようになったとの報告には元気をもらいました。

 

保護者のみなさんにも、学校がなかなか再開できない中で子どもたちや学校を親身に支えていただきありがたく思います。子どもたちが家庭や地域で無事に過ごせているのも保護者のみなさんのおかげだと思っています。ありがとうございます。「こんな時でも先生方が再開に向けて子供達のために受け入れの準備をしてくれていることや子供達のためにいろいろ考えてくださっていることが伝わってきて、安心しています。子供達の成長もストップすることなく自宅でそれなりに頑張っています。いろんなエピソードがあり、こんな時だからこその思い出も忘れないようにしたいです。子供達も親も頑張っています。先生方もがんばってください。」こんなアンケートのコメントからも元気をいただきました。

 

今日は「先生たちの動画毎日見てるよ」と声をかけてくれた子がいました。学校の取り組みが少しでも子どもたちや保護者の皆さんの安心、励みにつながっていれば幸いだと思っています。

 

皆で今までの頑張りをねぎらいながら、次のステップへ進んでいければと願います。明日は家庭学習のお届け、回収に家庭訪問を実施させていただきます。また、オンラインの健康観察や授業を視野に入れながら、アンケートをとらせていただいています。ホームページの動画配信は市のサーバーのデータ容量の関係で1校トータル15分程度との制約がありますが、職員間では動画配信に加えて音声配信に取り組んでいこうとも話をしています。

 

今までの成果を確かめながら、頑張りをねぎらいながらまた進んでいければと思います。