2020年5月27日(水) 来月からの学校再開にあたって

 

長い臨時休業が終わり,6月1日より学校再開となります。コロナ対策を万全にしなが­ら,子どもたちが楽しく,充実した学校生活を送られ­るように取り組んでいきたいと考えています。

 

保護者,地域の皆様にとって臨時休業期間は先が見えない中で不安定な生活となり,心配が多い時間であったように思います。そんな中で,子どもたちが家庭で,地域で大きなけがや事故なく安全・健康に過ごせたことが何よりありがたいことだと感じ,皆様の臨時休業中の子どもたちの見守り,ご支援に感謝いたします。 ありがとうございます。

 

学校が再会できることを喜びながらも,コロナ対­策を万全にとっていくことを大切に考えていきます。環境づくり,指導に力を入れ,対策をとりながら学校生活を充実させていくにはどうしたらいいか,西内小なりの生活様式を子どもたちとともにつくり上げていく,そんな姿勢で取り組んでいきたいと思います。

 
また,臨時休業中の子どもたちの学習の状況,心の有り様をしっかり見つめながら,受け止めながら支援をしていきたいと考えています。子どもたちの困り感や悩みを受け止められるように,普段の様子をよく見,感じること,相談活動等の充実に力を入れていきます。学習については少人数のよさをいかし個別の支援に力を入れていきます。上記は学級担任に加え,教頭,副担任,養護教諭,心の相談員,支援員もあたるようにし,全校体制で取り組んでいきます。また子どもたちが臨時休業中に身につけた自分で学ぶ力や自分で計画する力を学習指導にいかしていきます。

 
臨時休業中,学校ができたこと,さら努力が必要だったことを振り返り,今後の方向を定めていきたいと思います。オンライン授業, QRコード学習,安心メールのアンケート機能,家庭訪問や電話支援の体制,学校ホームページを通じた情報発信や通知配布,動画や音声配信,家庭学習を通じた交流・支援,これらは臨時休業において取り組んだことで,学校再会後の児童支援,学校運営にいかしていきたいと考えています。

万一コロナの第2波,第3波が来たようなと­き,また非常事態や何らかの事情で登校がままならないようなときの備えとして,直ちに上記の対応をとれる準備しておきます。

 

より努力が必要だったとの反省もあります。臨時休業中,児童一人一人の心や学習の状況を把握し,その様子に寄り添った支援ができていたかという点です。一人一人の状況や様子を把握し受け止めること,より児童に届く支援のあり方を探っていくことはさらに充実させていきたいことですし,追求していくことで,本校が掲げる「少人数のよさをいかす教育」という目標にさらに近づけるものと考えています。

成果,課題をともに受け止め,今後の児童支援,学校運営にいかしていきます。

 
改めまして保護者の皆様,地域の皆様には臨時休業中の児童への支援,見守りをありが­とうございました。 with コロナの状況を受け止めながら,児童支援,学校運営をより進められるように取り組んでいきたいと考えています。