2020年10月12日(月) ゴムのエネルギーを調べる ゴムの力で動く車

 

世界的なベストセラー「サピエンス全史」では、人類の歴史にかかわって「エネルギーの変換」について言及がされています。

 

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産業革命以前、人類の使うエネルギーはすべて、つまるところ植物、ひいては太陽に依存していました。 何をするにも、人間と動物の筋肉を使って仕事をしており、「エネルギーを変換する」ということが知られていませんでした。 たとえば、石油の存在は数千年前から知られていましたが、ずっとただの潤滑剤としてしか利用されていませんでした。

 

これが産業革命で変わります。人間は、蒸気機関を炭鉱から外の世界に引っ張り出すことによって、熱を動力に変え、石油とエンジンで交通手段を発達させ、電気によって生活をコントロールできるようになりました。エネルギーの変換は大変な進歩です。

 

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勝手な要約ですが、エネルギーの変換ということであれば、昨日の3年生の理科の学習は、まさにゴムのエネルギーについて実験しました。

 

ゴムの力で動く車の輪ゴムの数を1本から5本まで変えたとき、車の動く距離はどう変わるか実験していました。実際に車を動かし、輪ゴムの本数ごとに動いた距離を記録をしていきました。輪ゴム4本の方が5本のときより長く走ったケースなどがありましたが、「力が強すぎてスピンした」と考察し、どの子もゴムの本数が多いほど、車に加わる力は強くなると考えていました。

 

3年生の理科では風やゴムのエネルギーについて学習しています。実験を通して、身をもってエネルギーを感じている3年生です。

  

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