2021年10月29日(金) 全校陶芸
本校の特色ある学校づくりのひとつとして、登り窯による陶芸活動があります。
裏山の斜面を利用して作られた大きな登り窯は地域の誇りとなっています。
窯用の薪を確保するのも大変で、保護者の皆様には本当に助けられています。
また、陶芸家の宮上先生には長年陶芸活動のご指導をいただき、地域陶芸クラブの「西内クラブ」でも熱心にご指導いただいています。
今日は、全校での陶芸活動の日。
全校いっぺんはなかなか難しいので、2年生、3・4年生、5・6年生に別れての学習です。
1,2時間目は2年生。「筒の顔」を作りました。
西内小の子たちは保育園の頃から小学校へ来て粘土で作品を作っていたので、みんな粘土の扱いが手慣れています。
校長先生も2年生と一緒に作品作り 丸子テレビさんも取材に見えました
3・4年生の作品は「家・お城」
陶芸作品は茶碗や壺だけではありません。
子どもたちの自由な発想でどんな物でも作れます。
自分のうちの温泉旅館をつくった子もいます。さすが鹿教湯温泉の近くの小学校。
3・4年生になると家やお城を作っても、見えないけれど中には柱や部屋があって凝った作りになってきます。
5年生は「壺」づくり。
壺や湯飲みなどの筒状の作品は、電動のろくろでなく、土台の粘土を手で回しながらひも状の粘土を積んでいく「手びねり」という方法でつくります。
よくTV等で、電動ろくろで粘土の塊から壺をつくる場面がありますが、とても難しいです。
6年生は、今日は「皿」づくり。
実用的な物もあれば、デザイン優先の作品もあります。
この日は先生も一緒に作品作り。
なぜか、粘土をこね始めると大人も子どももみんな顔つきが変わって、すごく集中するんです。
そこが陶芸のいいところなのかもしれません。
思ったようにはいかないし、思ってもみなかった作品ができたりもする。
宝探しのような活動だなあ、とも思います。
6年生は12月に卒業制作で「大物」をつくります。
そして1月には3日がかりの「窯焚き」。
いよいよ登り窯の活動も本格化してきます。