2022年1月14日(金) 登り窯活動 窯入れ

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登り窯を使った陶芸は、本校の「特色ある」活動になっています。

また、経費の面では、上田市の「特色ある学校づくり事業」により活動の支援を受けています。とてもありがたいことです。

かつては1年に2回「窯焚き(登り窯による焼き物づくり)」が行われていたそうですが、現在では家庭数の減少などの理由で1年に1回の活動となっています。それだけ大変な作業とも言えます。

今日は、1年間かけて作ってきた作品を登り窯に入れる「窯入れ」の日でした。

児童の作品だけでなく、地域の「西内クラブ」のみなさんの作品、保育園の年長さんの作品、保護者のみなさんの作品、先生方の作品も一度に窯に収めます。

特に、西内クラブのみなさんは、陶芸家の宮上先生を中心に長年登り窯を守り、育ててきたみなさんですのでとても頼りになる存在です。

5,6年生を中心に図工室から登り窯まで作品を運びました。

焼く前の粘土は、とても脆くて、ちょっとショックを与えただけで壊れてしまします。手の込んだ複雑な作品ほど壊れやすく、運ぶのもものすごい緊張でした。

特に6年生の卒業記念作品は、丸1日かけて作り上げた大作。

焼く前に壊れたら元も子もありません。

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雪の積もった中を、それはそれは慎重に運びました。

窯に詰めるのは、西内クラブのみなさんにお願いをします。朝から始めて夕方まで、寒くて暗い窯の中でそれこそ気を張って作業していただきました。毎年、本当にありがとうございます。

窯の中の作品の配置も玄人ならではのコツやセオリーがあり、難しいところでもあるようです。

この先、窯の周囲の穴を耐火レンガと土でふさぎ、ガスバーナーで内部をすこしずつ暖めていきます。

今年の登り窯の活動は、東御市の「火のアートフェスティバル」に関わるみなさんも見学にみえました。

やはり登り窯は西内小にとって誇りある活動です。