2022年1月31日(月) 窯出し
丸2日間、薪を焚き続けた登り窯。
1週間かけて窯を冷まして、いよいよ窯を開けるときが来ました。
レンガと土でふさいだ口を開けて、陶器を取り出すのは、宮上先生と西内クラブ、6年生のみなさんです。
完成までこぎ着けて壊してしまったら、これほど悲しいことはありません。
慎重に作業を行いました。
まだ窯の中は暖かく、窯の中から作品を取り出します。
本校の登り窯で使う薪は、すべて赤松の薪です。
地域のみなさんから提供して頂き、運んで、薪割りをしてものすごい量を確保してきました。
窯の中で赤松が燃えるときにできる「灰」が作品に降りかかって、1200℃以上の温度で溶け出します。
そのため、窯に入れる作品は、素焼きをせず、釉薬もかけません。
30年以上登り窯の活動を続けている皆さんには当たり前のことかもしれませんが、今まで「焼き物」を全く知らなかったので、
「へ~」「なるほど」
と思うことばかりでした。
窯の中でどう灰がかかって、どう溶け出すか、計算外のことが起こるので「味わい」がでるのだといいます。
2月2日(水)~18日(金)まで、理科室を会場に「登り窯 作品展」を開催しています。
コロナ禍ではありますが、作品を見合ったり、ご自分の作品を持ち帰る期間とします。
〇会場:1階理科室
〇時間:14:30~16:30(土日を除く)
〇コロナ対策
①理科室の外から出入りし、校舎内の移動はできません。
②入口で検温、消毒、来場者カードへの記入をお願いします。
③ご自分以外の作品に手を触れないでください。
④放課後、理科室を毎日消毒しています。⑤理科室内の人数は10人とする。
お時間がありましたら、子どもたちの力作と西内クラブの皆さんの作品をご覧ください。