2023年1月29日(日) 登り窯 窯たき2日目3日目

窯たき2日目。土曜日です。

昼間、子ども達はお家の方と一緒に手伝いに来ます。

昔は夜通し学校にいたみたいですが、今はお家の方と一緒に夜9:00までお手伝いです。

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子ども達のできるお手伝いは,薪を鉈でさらに細く割る作業やたき火の番、薪運びなどです。

登り窯は、2日目の午前中から横にある穴からも薪をくべます。登り窯は、中に部屋が2つあり、下で焚いた薪の熱がだんだん上に登っていってたくさんの焼き物が作れる仕組みになっています。

2つめの部屋は、横から薪をくべることによって温度を更に上げる必要があります。

鉈でこの薪を作るのが大変です。大きい薪を割って作りますが、なにしろ使う量が尋常ではないので大人も子どもも2日間ずっと割り続けます。大変だけど、子どもにとっては非日常の楽しい時間なんだろうなと思います。

 

2日目には、鬼火も見えるようになりました。(写真右)薪をくべたときの煙が高温で燃えて煙突から炎をあげることを鬼火と言っています。これが見え始めると、窯の温度が1000℃を越え、順調に進んでいることがわかる目安になっています。

真っ暗な中に吹き上がる炎は幻想的で、ぜひ多くの方に見ていただきたいなと思います。

 

2日目の夜、深夜0:00頃、窯の当番に出かけると見慣れない人物が3人。カメラを構え、ライトを照らしています。

東京から来たテレビ局の方でした。放送前なので詳しくは載せませんが、2晩かかる登り窯を取材したいそうです。校長先生にも連絡を取り、朝までの取材がはじまりました。

カメラを向けられると緊張しますね。

 

1月29日(日)3日目の朝

6年生や校長先生が登り窯にやってきました。夜から当番医になっていた6年生の先生とともに、いよいよ窯止めです。焚き口を閉め、熱を閉じ込めます。急に中を冷やすと作品が割れてしまうのでゆっくり1週間かけて冷ましていきます。

窯のまわりの片付けをして、まとめの会を行い子ども達は帰って行きました。その後は職員で校内の片付けや戸締まり、校舎水道の水抜きなど行い、すべて終了したのは10:00頃でした。

極寒のなか、窯たきの指導をしていただいた宮上先生、西内クラブの皆さん、保護者の皆さん、児童のみんな、学校の先生方、ありがとうございました。無事に3日間が終わりました。まさに総力戦でした。

 

窯出し(作品を取り出す)は1週間後の2月6日の午前です。楽しみは1週間後ですね。