2023年12月 6日(水) 校長講話より
みなさん、おはようございます。
12月になりました。この一年、みんなの「自ら前進」している姿がたくさんありました。
この一年と言ったのは、
この西内小学校が正式に丸子中央小との統合が決まったのが、ちょうど一年前の12月でした。
あれから一年。 皆さんは、ここまで立派に「自ら前進」してきました。
一年前、私は皆さんに、こう話しました。
「西内小に通えなくなるのは誰もが淋しいこと。統合するのは不安があるのは当然だよ。でも、今まで何年もかけて大人の人達が一生懸命考えたり、話し合ったりしてきてくれて、今の子どもたちにとって一番いい方法を考えて今に至った。これからは、当の本人の皆さんもしっかり考える番だ。考えることは、何かというと、「どうしたら不安ではなく自信をもって丸子中央小学校に通うことができるか。6年生は丸子中学校に通うことができるか」ということ。」と。
そうしたら、皆さんは、一生懸命考えて12月に出してくれた考えが、これです。
ふり返ってみると、
不安ではなくなるために「中央小に行ってみたい。」「一緒に遊びたい。」「金管演奏したい。」・・・。
ここにあることを皆は、自分たちで考えて、自分たちで実現してきたことです。大いに自ら前進していますね。すばらしいことです。
だから、その証拠に、中央小へ交流に行くことが最初の頃よりも緊張が減ってきたり、友だちの名前を覚えたり楽しかったと言って帰ってきたりすることができています。もちろん今でも緊張することもあるだろうけど、よい交流が続いていることは、交流新聞や交流の掲示板から伝わってきます。
12月になった今も、2年生は、2年生だけでバスに乗って、しかも路線バスに乗って交流したり、休みの日に金管を一緒に演奏交流をしたりしています。
そこで。
1年たって自ら前進、自ら実現してきた今の皆さんに3つのことを考えていただきたい。
①改めて今、不安ではなく、自信をもって進むために、中央小や丸子中(相手)のこういうことを知っておきたい。やっておきたいこと。ということがあるか考えて伝えてください。可能な限り実現できることができればよいですね。
②何をするにも「自分を知ること」が大切だと、多くの人が言っています。
これは、福澤諭吉も言っていますが、ヘレンケラーにしても、イチローもアニメの「ナルト」でも「スラムダンク」の安西先生も言っています。
自分のよいところ・・・2個(それ以上でもよい)
自分で一番直したいと思っているところ・・・1個(一つだけ)
自分で思いつかない人は、お家の人や友だちにインタビューしてみるのもいいです。それで、確かにそうだと思えば、それもよし。自分で納得して書くことが大事です。誰かにこう言われたから仕方なくとか、誰かに言われたせいでこれになったということになりそうなら、納得できていないということですので、自分でもう少し考えて確かにそうだな思うものを書いてください。
ただし、先生方には聞かないでください。
理由は、あなた方は幸せなことに、西内小の先生方は18人一人ひとりのよい所をいろいろ知っていて、ここに書ききれないほどに、すでに集められています。担任の先生方だけでなく、担任以外の先生方からも寄せられています。その内容は、きっと、皆さんの通知表や個別懇談会などで伝えてもらえると思うので、大丈夫です。
西内小で学ぶことができるのは、明日は、あと60日という日です。
西内小でしっかり考え、しっかり学んで、西内小150年のアンカーをしっかり務めましょう。