2018年8月23日(木) 校長講話
2学期始業式に校長講話がありました。
今日から2学期が始まりました。
今朝、昇降口や通学路で出会った皆さんが、元気よく挨拶をしてくれてうれしくなりました。
皆さんは、今日どんな気持ちで登校したのでしょうか。
「久しぶりの学校でちょっと心配だな...」と不安な人もいたのではないでしょうか。
そこで、2学期は、誰もが安心して過ごせる西小にしたいと考え、これから「支え合い」というテーマでお話しします。
西小学校のよいところは、学年を越えて仲がよいことです。
6年生が1年生と交流した時には、1年生がわかるように、やさしく声をかけていました。
そのような思いやりの気持ちが全校に広がっています。
さて、今年の甲子園の高校野球でも支え合う姿が見られ、感動しました。
それは、1回戦の沖学園の試合であったことです。両チームとも勝利をめざして、全力で戦っていました。
ところが、厳しい暑さのためか、相手チームの外野選手が足をつって倒れてしまいました。
味方の選手がすぐに走り寄り、つった足を伸ばしたのですが、すぐには治りません。
それを見ていた沖学園の選手はどうしたのでしょうか?相手のことだからいいや...と思ったのでしょうか。
実は、沖学園の選手は、相手選手を助けたのです。水とスプレーを持って走り、渡してあげたのです。
相手チームでも、倒れて苦しんでいる様子を見たら、放っておけなかったそうです。
結局この試合は、沖学園が勝ち2回戦に進みました。
そして、2回戦の試合中、今度は沖学園の選手が一塁に駆け込んだ後に、フラフラして倒れそうになりました。
この後どうなったと思いますか。
なんと今度は、相手の大阪桐蔭高校の選手が、氷とスプレーをすぐに持ってきて、冷やしてくれたのです。
この時、沖学園の選手は、やさしくされてうれしかったそうです。
こうして、困っている時には、敵味方関係なく助ける、正々堂々とプレーすることを大事にしていた大阪桐蔭高校が、
見事に優勝しました。
皆さんも、2学期は困っている人がいたら助けたり、勉強が分からない時には教え合ったりしていきましょう。
そして、西小学校がもっとなかよしの学校になるようにしましょう。