2009年6月 5日(金) 基本を学ぶ心を持って(千野校長先生より)

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昨年度末にも少し書きましたが、本校では昔から大事にしてきていることがあります。それは「挨拶」「靴揃え」「はっきりした返事」などです。
 「挨拶」は「面倒くさいな、自分のしたいことを中断したくない、何で私が・・・・・」という自分中心の思いから、その思いを一時中断し、その中断する気持ちや自覚する力をつけていることになりますし、「靴揃え」 も「早く自分の目指すことをしたい」という、自分本位の安易な感情をストップし、意識して現状を見返す力をつけることに役立っています。また、「はっきりした返事」とは自分が自分でしっかり認識したという確認となります。
 これら全て、自分が自分の意志でやっているんだという意識を持つための表に現れる行為だということです。
 今年度PTAの活動で重点にしている「生活リズムを見直す」という中に、「テレビのスイッチを切る」というようなことも入っていますが、生活の基本を学ぶということではこれも重要なことだと思います。
 こうした活動全てに共通していることは「自分にとって都合のいいことを続けたいという、
いわば自己中心的な思いを一時ストップするという冷静な一時(ひととき)を持つ」ということです。これらは小さなことですが、このことを継続して実践していくということは、人が生きていく上でとても重要な基本を学んでいるんだと言っていいと思います。
 世の中には、自分の思い通りにいかないので悪事を働いたり、人を傷つけてしまったり、あるいはギャンブルがやめられなくて生活を破滅させてしまうというような大人が増えています。こうしたことは自己中心的な考えを止めることができないという大人になってしまっているということに一つの原因があります。
 ですから、小さな頃から「自己中心的な思いを一時ストップするという冷静な一時を持つ」という、小さな行為の継続は、人として生きていく上での基本を学んでいるという意味で、大切なことなのです。学校でも家庭でも実践していきたいものです。