2020年4月 6日(月) 1学期始業式 校長講話
「ハチドリのひとしずく」
森が燃えていました。
森の生き物たちは、われさきにと逃げていきました。
でも、クリキンディという名のハチドリだけは、行ったり来たり。
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、炎の上に落としていきます。
動物たちはそれを見て、
「そんなことをしていったい何になるんだ。」と笑います。
クリキンディはこう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ。」
全国でコロナウイルス感染症が流行しています。
私たちができることは何でしょう。
・マスク。お家の人と一緒にマスクを作ったら楽しいかも! 校長先生もお休みの日に作ってみましたよ。
・手洗い。いつもきれいな手でいたら、気持ちいいね。石けんを使ってしっかり洗いましょう。
・換気。新鮮な空気が入って気持ちいいね!こまめにお願いします。
・狭い所にいないで、できるだけ外に出て遊びましょう。きっとお友だちが増えますよ。
これから何十年も生きる君たちです。
大変なこと、難しいこと、自分ではどうしようもないと思えることにぶつかることも度々あるでしょう。
そんな時に大切なことは、「あきらめない」こと、「投げ出さない」ことです。
投げ出したくなったら、はちどりのクリキンディーを思い出してください。
今日から、一人ひとりが「じぶんができること」をしっかりとやっていきましょう。 終わります。