2021年1月 7日(木) 三学期始業式

1月7日(木)、新型コロナ感染拡大を防ぐため、放送による三学期始業式が行われました。

全校が一堂に会すことができず、残念ではありますが、健康第一で対応させていただいています。

各学年の代表の生徒から、3学期にかける思いの発表がありました。

3年生にとっては特に最後の学期に込める強い思いがあるかと思います。

そんな思いが伝わってくるような発表でした。

1・2年生からは、部活と学習・生活の両立をめざすという発表がありました。素晴らしいことです。

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学校長からは、以下のようなお話がありました。

 「あけましておめでとうございます。とうとう東京、神奈川、埼玉、千葉の一都三県では緊急事態宣言が発出されるほど新型コロナウィルスの感染拡大が進み、長野県内でも過去最多の感染者を記録するなど、まさに危機的状況になりました。コロナ!コロナ!と毎日テレビで放送されていて感覚が麻痺してきている自分はいませんか?なぜか自分は大丈夫と勘違いしている人はいませんか?それは間違いです。いつ誰がなってもおかしくない状況であることを自覚して、今までやってきた、マスク、手洗い、うがい、手指消毒、換気、三密を避けるなど、もう一度気を引き締め直してほしいと思います。

 各学年の代表の生徒から三学期の決意の発表がありました。「今年こそは」という気持ちが伝わってきました。よくなろう。がんばろうとするその気持ちが始まりです。私たち教職員もその気持ちに応えられるように今年も頑張っていきたいと思います。

 私は、毎年お正月に必ず見るテレビがあります。昨年もお話ししましたが、それは箱根駅伝。今年も感動をもらいました。駒澤大学の最終10区での大逆転優勝でした。毎年、ただ走っているのを見てなぜ感動するのでしょう。
自分が出た大学が出ているわけではありませんし、特別に注目する選手がいるわけでもありません。でもいつもいいなあと感動しています。選手達が、優勝よりも、何よりも大事していることがあります。何だと思いますか?それは、「たすきをつなぐ」という強い気持ちです。どの選手も、全力で走り、最後は意識がなくなりそうになりながらも、次の人に「たのむ」という思いを込めて、たすきを手渡していきます。どんなに苦しくても、痛くても走るのをやめようとしません。なぜか、それは、そのたすきを待っている人がいるからだと思います。たすきはただの布きれではなく仲間と仲間をつなぐ大切なものだと思えてきます。それこそが見ている私たちに感動を与えてくれているように思います。


 私たちも、実は「目に見えないタスキ」を人から人へとつないでいます。3年生から2年生へそして1年生へ上田五中のたすきも引き継がれていきます。
この3学期はそんな「たすきをつなぐ」学期になることと思います。それぞれの精一杯の思いをつないでいきましょう。
さて三学期の登校日数はわずか47日。
コロナウィルスに負けない。五中生でよかったと思える三学期にしたいと思います。