2013年4月 1日(月) カンカン塚古墳について
カンカン塚古墳の由来
校地の一隅にあるカンカン塚は、古墳文化末期のものである。
当時、集落とその農耕地はこの古墳の南にあり最も勢力の有った人が
自分の基地としてこの地を選び築いたのである。
虚空蔵山を背に鳥帽子、太郎山を両側に、南は一面に開けた最も景勝の地に、
死後までその権威を示したものであり、当時をしのぶ貴重な文化財である。
大きな石を運んで造った石室のその資力と技術には驚くほかない。
盗掘に合い埋蔵の貴重品の詳細について知ることはできないが、
刀、鍔鉄器の破片、人骨等が出土している。
付記
カンカン塚のいわれは、平たい硬質な安山岩が僅か二点で支えられているため、
たたくと石室の内部が共鳴してカンカンと響いたところから
地区の人はこの名を言い伝えてきた。
尚、校地内に古墳をもつ学校は五中だけだそうである。