2011年5月21日(土) PTA講演会が行われました。

IMG_3994c.jpg  5月21日(土)、授業参観の後、PTA教養部主催の講演会が行われました。NPO法人マザーポート・ITながの理事長の中島直美先生を講師にお招きして、「ネット・ケータイ・ゲームと子ども達 ~親が知らないと困るお話~ 」と題してお話して頂きました。お話の内容は、次のようでした。

 『世界はすべてルールで動いている。ルールを守ることでお互いが安心して生活できている。しかし、インターネットの利用規程(ルール)については、まず知っている人がいない、親が知らなければ子どもは知るはずがない。ルールを知らないでインターネットの世界で遊んでいる。だから大変危険であることを知って欲しい。そして、インターネットの中のトラブルは取り返しがつかないことも知って欲しい。』(要約) 

 いくつかのトラブルの例の後に、まとめとして次のようなことをお話になられました。

『☆インターネットを使う前にできていないと困ることは次の3つ。

 ① 人の話をよく聞くこと

 ② 「ありがとう」「ごめんなさい」が、ちゃんと言えること

 ③ 本をたくさん読むこと

 私達大人がインターネットを快適に、安全に利用できるのは上の①から③がきちんとできているから。 

☆小学生の時には、小学生にしかできないことがある。

 私達大人はもう子どものように鬼ごっこで思いっきり走り回ることはできないが、子どもならできる。小学校の時の勉強もその時は分からなくても、大きくなって分かることがたくさんあるので、小さな時からいろいろなことを学び、心の引き出しにしまっておくことが大切。引き出しが多ければ多いほど、大人になったとき豊かに生きることができる。

IMG_4002.jpg

 ◇諺の勉強も、その時分からなくても、いつか分かるようになる大切な引き出し

☆インターネットに子ども用はない。困ったときには、すぐに大人に相談すること。

 我が子が被害者にも、加害者にもなってはいけない。親でなければ伝えられないことがある。ネガティブな、負の面も現実に目を向け、子どもたちに伝えていかなければいけない。』(要約)

 中島先生のお話にあったように、インターネットの利用規程をきちんと読んで利用している人はそうはいないと思います。だから、子どもたちがどんなサイトで楽しんでいるのかを子どもたちに聞き、そのサイトの利用規程をしっかりと理解し、ネットに潜む危険について大人がきちんと理解した上で子どもたちに注意を与えていくことが大切だと思いました。