2010年9月 9日(木) 第2回避難訓練

 9月1日(水)、防災の日にあわせて本校でも地震対応の避難訓練を行いました。「大きな地震が発生」という緊急放送に合わせて、子どもたちは一時机の下に待避した後、全校が校庭へ避難をしました。全員が無事に避難できたかを確認した後、校長先生から次のようなお話をお聞きしました。

 

 今年になって2回目の「避難訓練」をしました。今日の避難訓練は、春に行った火事による避難訓練とは違って「地震」による訓練でした。 

 実は、皆さん知っているでしょうか? 私たちの住むこの日本という国は、世界の中でも非常に地震の多い国として有名なんですね。
 今から15年前、1月17日、冬のう~んと寒い時日の朝、兵庫県というと所でM7,3という大きな揺れの「阪神・淡路大震災」という地震がありました。およそ5万人もの人が亡くなったという地震でした。また、一昨年7月にも新潟県という所で「中越沖地震」というこれも非常に大きな地震があって多くの人が亡くなったり、家が壊れたりするという地震がありました。日本は、このように時々大きな地震があるのです。

 さて、今日は9月1日なんですが、9月の1日は「防災の日」ということで、全国各地で皆さんと同じように多くの皆さんや学校で「防災訓練」を行っています。なぜ9月1日を「防災の日」にしたか知っていますか?
 実は、今から87年前の1923年、東京を中心に非常に大きな地震がありました。「関東大震災」という地震です。この地震では14万人以上の人が亡くなったということです。14万人というと、上田市に住む人がおよそ16万人ですから、上田市の人口くらいの人が亡くなったということなんですね。その「関東大震災」での大変悲しい、辛い日のことを忘れないようにということで、9月1日を「全国一斉防災の日」としたんですね。

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 今日の訓練では、地震がきた時に自分の身は自分で守るという訓練をしました。地震はいつ来るか全くわかりません。いつきても今日のように「あわてず」に避難できれば絶対に自分の命は守れます。そのためにも、先生のお話や放送の指示をよく聞いて、お互いに協力しながら、「いつでも安全に注意する」という気持ちを忘れずに学校生活を送りましょう。今日の訓練、大変によくできました。