2011年1月 7日(金) 三学期始業式が行われました。

 1月7日(金)、事故などがなく無事に年末年始休業を終えた子どもたちが元気に登校し、三学期が始まりました。小寒の寒い朝となりましたが、第2校時に三学期始業式が行われました。

 最初に、2年生と5年生の代表児童が三学期の抱負を発表してくれました。

 2年生の代表からは、「手を挙げて自信を持って発言したい」、「姿勢を良くして話を聞きたい」、「漢字の書き取りをがんばりたい。絵もがんばって校長先生みたいに上手になりたい」、「生活科の味噌造りでおいしい味噌を造りたい」という抱負が述べられました。

  続いて5年生の代表からは、「早寝早起きをきちんとしたい。自分から大きな声であいさつをしたい」、「勉強と運動にがんばりたい。6年生をよく見てかんばりたい」、「あいさつをしっかりして、みんなと仲良くしたい」という、4月からは最上級生になることを意識した抱負が述べられました。

 続いて、校長先生から次の様な話がありました。

 「新しい年を迎えましたので、全員で新年のあいさつをしましょう。 「新年、明けましておめでとうございます」とても爽やかな新年にふさわしいあいさつができました。とても気持ちがいいですね。お正月は、家族の皆さんとよいお正月を過ごすことができたできましたか?

 始めに、悲しいお話をしなければいけません。丸子中央小学校にずーと来てくださって皆さんの健康をしっかり診てくださった学校のお医者様である「田端 豊先生」が12月29日にお亡くなりになりました。少し前から具合がよくなかったとお聞きしましたが、内科検診の時に聴診器を当てて診てくださった先生でした。皆さんで、「安らかにお休みください。そして、ありがとうございました。」という気持ちで、目をつむって手を合わしてお参りしたいと思います。(全校、起立して合掌)
 ありがとうございました。

 さて、今、2年生と5年生の皆さんが、「新年の決意、抱負」を述べてもらいました。一人一人にとってもふさわしい決意・抱負を述べてもらいました。2学期の終業式の時にも校長先生から「一年の計は元旦にあり」というお話をしましたね。全員の皆さんが、今年の目標・決意や抱負・計画を持ってくれたかと思います。

 この写真は誰だか知っていますよね。そう、皆さんがよく知っている「イチロー選手」ですよね。

3 sigyousiki 1 IMG_3320.jpg 担任の先生方から、プリントを配ってもらいます。(資料を配付)
 今、配られたプリントは、表がイチロー選手の小学校6年生の時の作文です。裏は、これまた有名な松井選手ですよね。この二人が共通して言っていることは、「夢」を持つこと。つまり、皆さんが新年の決意を持ったと同じように大事にしていこうということを言っているんですね。

 始めにイチロー選手の小学校6年生の時の作文を読みますね。

3 sigyousiki 2 IMG_3324.jpg すごいですね、もう小学校6年生の時からこんなにも素晴らしい「夢とか目標」をもって努力していたんですね。ですから今のあの世界的にも有名な選手になったというわけなんですね。
 次に、松井選手をみてください。松井選手は、今はオークランド・アスレチックスというチームに入っているんですが、やはり「夢」を持つことの大切さ、「夢に向かって常に挑戦すること」の大切さを述べています。時間がないので、後で担任の先生に読んでもらってください。

 皆さんも今年の初めに持った「決意・目標や抱負、計画」あるいは「夢」は、あわてずにゆっくりでもいいので、一歩一歩努力して実現していってほしいと願っています。イチロー選手や松井選手のようになれなくとも、きっと自分の満足した一年、一ヶ月、そして一日になると思います。ぜひ、努力して頑張りましょう。

3 sigyousiki 3 IMG_3328.jpg 最後に、校長先生も「新年の決意」というか、校長先生自分自身にも言い聞かせたいし、皆さんにも期待したい言葉を「書き初め」にして書いてきました。「凡事徹底」という言葉です。ちょっと難しい言葉だと思いますが、意味はう~んと簡単なんです。「当たり前のことは、当たり前のようにやる」という意味です。「凡事」というのは、「ごく当たり前のこと」、「徹底」というのは、「最後まできちんとやりましょう」ということです。ですから、もう当たり前のことを当たり前にやればいいんですね。例えば、朝起きたり、お友だちや先生に行き会ったりしたら「おはよう」と言いますよね、当たり前のことですよね。ご飯を食べる前には、「いただきます」って言いますし、お掃除の時間になったら「紅白帽子をかぶってお掃除しますよね」、チャイムが鳴ったら「勉強を始めますよね」、お友だちとは「遊んだり仲良くしたりしますよね」、帰る時になったら「さようなら」っと言って帰りますよね。ごくごく当たり前のことですよね。そういった「当たり前のことを、当たり前のようにしましょう」というのが、この「凡事徹底」ということなんです。そういう「ごくごく当たり前のこと」をしないで、「さぼったり、やらなかったり」したら、多くの皆さんに迷惑をかけてしまいますね。イチロー選手や松井選手は、そういう当たり前のことを地道にしっかりやってきたんですね。ぜひ、この「凡事徹底」という言葉を覚え、自分の「決意や目標」が実現できるために、まず「当たり前のことを当たり前のように」しっかりやっていきましょう。

3 sigyousiki 4 IMG_3333.jpg 3学期は48日間という大変短い学期です。また、1年間のまとめをするとっても大事な学期でもあります。自分の「目標や決意」を貫き通し、「凡時徹底」を大事にしながら大きく成長した1年間として締めくくりましょう。終わります。」

 最後に、校長先生より「昨年の11月に大きな手術をしたお友達がいます。ようやく退院ができ三学期は登校ができそうとのことです。ただ、手術をしたばかりなので、人とぶつかったり、ボールが当たったりすると、せっかっく手術をしたことが台無しになってしまいます。廊下は走らない、廊下で大騒ぎをしたり、ボール遊びをしたりしないことは当たり前のことですね。特にこの三学期は、大変な手術を乗り越えてきたお友達のために、特に注意をして安全な生活ができるよう、みんなで協力していきましょう。お願いします。」というお話がありました。