2011年5月11日(水) なかよし週間によせて...校長講話がありました。
5月11日(水)、校長講話がありました。今週の「なかよし週間」によせて、 「相手を思いやり、自分の思いも伝える『言葉の力』をつけよう」という内容で、次のようなお話がありました。
おはようございます。大変すがすがしい季節を迎えました。5月の連休も終わり、暦の上ではもう夏の季節に入ってきました。時々、皆さんの教室の方を回ってみますが、皆さんがとっても張り切って勉強したり活動したりしている姿を見てとっても嬉しく思います。1年生の皆さんも、すっかり慣れてきたようで中央小学校の1年生としてとっても頑張っているなーと思います。
さて、今日は今年になって最初の校長先生のお話ですが、今日のお話は始業式の時にお話した「相手を思いやり、自分の思いも伝える『言葉』を大事にしよう。『言葉の力』をつけよう」ということについて、もう少し皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
5月の生活目標、知っていますか?「元気よくあいさつをしよう」ですね。当たり前のことなんですが、なぜ元気よくあいさつをした方がよいのでしょう?
ここで、係の先生とあいさつをしてみますね。
あいさつ 1
私:下を向いて小さな声で「おはようございます・・・・」
先生:「おはようございます。・・?」
係の先生の感想:「校長先生、どうかされたのかな?元気がなかったから・・・」
では、今度はどうでしょう。
あいさつ 2
私:大きな声で「おはようございます!」
先生:「おはようございます!」
係の先生の感想:「さわやかで、校長先生から元気をもらいました。」
やはり相手の顔を見て、しっかりと元気よくあいさつをした方が、自分の「気持ち」がよく伝わりますし、相手の人も「気持ちよく」なりますよね。
大事なのは、どのようにして相手に伝えるかですね。それには、やはり「言葉」なんです。相手のことを思い、「おはよう」という気持ち・思いを伝える、それが「言葉」ですよね。
例えば、こんなこと例もありますよね。お友だちが「お腹が痛いとか・頭が痛いとか・何かやっていて失敗しちゃった」ということで困っている。だけど、そのお友だちが何も言えないで一人で苦しんでいる・困っているということありますよね。そんな姿を見たら皆さんだったらどうしますか? 知らんぷりしますか?
ちょっと聞いてみますね。
そうですよね、「大丈夫?」とか「どうしたの?」とか言いますよね。それもやはり「言葉」ですよね。相手の人のことを思うからこそ、そういう言葉が出てくるんですね。困っていたら助けてあげる、これが人として当たり前のことだと思います。
そして、助けてもらったら、今度は「ありがとう」という言葉が自然と出てくるはずです。これも心配してくれた人に対する「感謝の気持ち・感謝の言葉」なんですね。
このように、皆さんの生活の中には「相手の人・お友だちことを思いやり、そして自分の気持ちや思ったことも相手に話していく・伝えていくということ」がたくさんあると思います。そういう時に大事なのは、やはり「言葉」ですね。特にその中でも相手に対して「優しい言葉」が大事なんですね。皆さんにもっと分かりやすい言葉とすれば「フワフワ言葉」ですかね。
皆さんもしっているように、今週から「なかよし週間」が始まりました。
仲良くするためには、一番大事なのは、その「フワフワ言葉」ですよね。「おはようございます」とか「ありがとうございました」、「大丈夫?」、「心配しなくてもいいよ」、「はい」、また人の名前を呼ぶときにも「○○さん」というような短い言葉なんですが、短い言葉であってもそういう「心のこもった」言葉は人の気持ちを優しくしてくれますし、聞いていても心地がよい・響きのある言葉ですよね。
人と人とが助け合い、信頼し合っていくためには「言葉」・「言葉の力」をつけることがこれからの皆さんには大事なんですね。
そういうフワフワ言葉が自然と出て、全校がもっと仲良くお互いに助け合える学校にしていきましょう。そういう学校が校長先生がいつも言っている「明るい学校・楽しい学校」ということなんですね。全校の先生方やお家の皆さんも同じように一番願っていることなんです。
自分自身を大きく成長させるためにも、自分から進んで「心のこもったあいさつ、返事、気持ちを伝える言葉」がいっぱい出るようにしましょう。そして、「心を伝える言葉がいっぱい響き合う学校」にして、素晴らしい23年度の中央小学校にしていきましょう。
今日のお話を聞いて、自分では「言葉を大事にしているでしょうか」「相手の気持を大事にした言葉を言っているでしょうか」クラスで話し合ったり、自分の感じたこと、考えたことをまとめたりしてみましょう。