2012年1月10日(火) 三学期始業式が行われました。

 1月10日(火)、第2校時に三学期の始業式が行われました。
 式の前に、1月15日(日)にボーカル・アンサンブル・フェスティバルを控えている合唱クラブの代表者による合唱の披露がありました。少人数で無伴奏という難しい合唱でしたが、深みのある歌声が体育館一杯に響きました。

 

IMG_5959.jpg◇『Amazing Grace』を披露する合唱部の代表者たち。

 

 続いて、2年生と5年生の代表者による三学期への決意が発表されました。

「早起きをがんばりたい」、「ていねいな文字が書けるようになりたい」、「朝マラソンをがんばりたい」、「自分から進んであいさつをしたい」、「しゃべらないで清掃をしっかりとやりたい」、さらに「児童会の委員会で下級生のお手本になりたい」等としっかりとした決意が述べられました。

 

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◇一人ひとり、しっかりと決意を発表しました。

 

 最後に校長先生から、つぎのようなお話がありました。

「新しい年を迎えましたので、全員で新年の挨拶をしましょう。「明けましておめでとうございます」これでまた、年が一つあがることになりましたね。日本という国は、その年その年を干支(えと)という言葉で、それぞれ動物にたとえて表していますね。昨年は「うさぎ年」でしたが、今年の干支は何でしょう? そう、「辰年」ですよね。校長先生も「辰年生まれ」ですが、5年生の多くの皆さんも「辰年生まれ」で12歳になりますね。漢字で書くと「辰年」このようになりますが、干支を絵で表すと「龍」「竜」皆さんがよく知っている「ドラゴン」という動物になんですね。この「龍」という動物、皆さん見たことありますか?どこかの動物園にいますか~?
 実は、この「龍」「竜」という動物は、中国という国の古~い時代、ヘビの形をした神話や伝説での動物で実際にはいない動物なんですね。この龍は、見るからに怖くて強そうな動物なんですが、実際には「優れた人」とか「大きい人」とか「明るい」とかという意味があるようです。


IMG_5963.jpg また、去年の11月にブータンという国から若い国王が奥さんと二人で日本に来たことが話題になりましたよね。この国王が地震で被災した福島県の相馬市の小学校に訪問した時に小学生にこのように聞いたそうです。「皆さんは、『龍』を見たことがありますか?私は龍を見たことがあります。龍というのは必ず一人一人の心の中にいて、『経験』というものを食べて大きく強く育っています。ですから皆さんも『一人一人いろいろな経験をして龍にように大きく育ってください』と言ったそうです。とっても大事なお話ですね。ぜひこの辰年である「龍」の意味を大事にしていきたいですね。

 さて、13日間あった年末年始休業でしたが、どのように過ごしたでしょうか?校長先生のところに交通事故に会ったとか、大きな病気やケガをして入院したとかの連絡がありませんでしたので、全員の皆さん、いいお正月休みを過ごしたんだろうな~と思います。休み前に絵でも表していくつかの注意やお願いもしましたよね。きちんとできたんだろうな~と思っています。
 また、「一年の計は元旦にあり」というお話もしましたね。どうですか、今年の目標や願い、計画をしっかり立てたでしょうか? 校長先生はこんな目標を考えてみました。「有言実行」(ゆうげんじっこう)です。この意味は「実際にやろうと考えたり口に出したりしたら、必ず実行する」という意味です。先生は今年も自分の好きな絵、特に展覧会に出す大きな絵を描きたいと思っています。ぜひ実行できるように頑張りたいなーと思っています。


IMG_5979.jpg 皆さんもぜひ、目標や願いを実行するために登校日数が49日間しかないこの3学期を大事にして過ごして、目標や願いが「有言実行」できるように努力してほしいと思います。この3学期がスムースにできると、1つ学年が上がる今年はよい年になるのではないでしょうか? 「龍」は、よく天に昇っていく姿から「昇り龍」とも言われています。その「昇り龍」にちなんで、先ほどお話しした「経験を大事に」しながらすべてのことが向上していくように頑張りましょう。そして何より「健康」でよい年が過ごせるように校長先生はじめ全員の先生方で皆さんを見守っていきたいと思いますので、頑張りましょう。これで3学期始業式のお話を終わります。」