2013年5月 1日(水) 5月の校長講話 ~「うさぎとかめ」のお話より~

5月の校長講話は、なかよし週間にあわせ「いじわるな気持ちにならないようにするために」どうすればいいかお話がありました。

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全校のみなさん ♪うさぎとかめ♪ と言う歌を知っていますね。歌ってみましょう。

「もしもしかめよ、かめさんよ。世界のうちでおまえほど、歩みののろいものはない...。」

 かめさんは、悔しかったと思います。だけど、かめさんは「それじゃあ、競争しよう。」って言うんです。かめさんは、競争する前からうさぎさんが途中で寝てしまうことは予想してなかったと思います。それに、自分の得意な"泳ぎ"の競争ではなくて、"かけっこ"で競争しようと言うのです。

 もしかしたら、かめさんは「負けてもいい。」と思っていたんじゃないかな。

そして、かめさんは自分が負けた後で、「うさぎさんは、本当にすごいね。」って言うつもりだったのかもしれない。そうすると、本当の「やさしいうさぎさん」に戻ると思ったから。

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 人は、悲しかったり、苦しかったり、自信がなかったりすると、意地悪になるときがあります。いやなことがあったり、思い通りに行かなかったりして、気持ちがむしゃくしゃしてしまったとき、意地悪になると思います。意地悪な気持ちにならないようにするために、どうすればいいと思いますか。それは、お互いが気持ちよく過ごす。わがままを言わない、自分がされて嫌だと思うことをしない。うまくいかなくても、次にがんばればいいのです。

          ところで、

        私は、うさぎさんは、

       本当はいい人だと思います。

       どうしてだと思いますか・・・。

       

        それは、「かめさん(・・)」と、

       呼び捨てにしていないからです。