2011年7月 8日(金) 5年生宿泊学習が行われました。

 7月7日(木)、8日(金)の2日間、烏帽子岳登山を中心とした5年生の宿泊学習が行われました。

 

7月8日(木) 第1日目

 烏帽子岳に向かって登り始めましたが、空がだんだんと暗くなり、当たりには霧が立ちこめてきました。

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◇霧が出はじめた登山道を黙々と歩いて行きます。

 

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◇尾根に出たところで霧が一段と濃くなり、風も強くなって来ました。頂上まであと少し、友だちと声を掛け合って登りました。 

 

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◇ようやく烏帽子岳の頂上(2065m)に着きました。晴れていれば丸子を一望できたのですが、残念ながら濃い霧に包まれて何も見えませんでした。

 この後、頂上でお昼を食べました。下山を始めると、横から雨が降ってきて、全員雨具を着用して下山をしました。幸い、大雨にはならずにすみ、登山道も少し滑りやすくなり、尻もちをついてしまった人もいましたが、全員無事に下山することができました。

 

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◇下山後、飯ごう炊さんを行いました。火を焚く係、ご飯の用意をする係、カレーを作る係に分かれ、みんなで協力して夕飯を作りました。学校で一度練習してはあったものの、湿気が強く火が上手く燃えなかったり、気圧の関係でご飯がかたくなってしまったりと、色々ありましたが、みんなで作った夕飯、みんな「おいしい!」と楽しいひとときを過ごしました。

 

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◇宿舎の湯ノ丸高原ホテルに着いてから雨が激しくなり、楽しみにしていたキャンプファイヤーができなくなってしまいました。

 キャンプファイヤーの代わりとして、ホテルの大広間でキャンドルファイヤーを行いました。火の神様から「絆の火」「友情の火」「勇気の火」をそれぞれクラス毎に分かていただきました。

 

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◇火の神様から分けていただいた火をろうそくに移し、キャンドルファイヤーができあがりました。

 その後、そのキャンドルファイヤーを囲んで、ジェンカやマイム・マイムをみんなで楽しく踊り、5年生全員の心が一つなっていきました。

 楽しいひとときもあっという間に終わりました。

 教頭先生から、「みんなで頑張って準備を進め、参加した全員が無事に烏帽子岳に登り、無事に帰ってくることができました。キャンドルファイヤーを囲んで今5年生の心が一つになりました。この感動を大切にして、これからもみんなでまとまってよりよいクラス、学年にしていってください」というお話がありました。

 続いて、応援に駆けつけてくださった校長先生からも「霧と雨という残念な天気であったけれど、みんなで協力して全員無事に下りてくることができて良かったです。明日もみんなで協力してたくさんのことを学んでください」というお話がありました。

 

 7月8日(金) 第2日目

 昨日からの雨が上がり、空も明るくなって来ました。天気予報も晴れ、計画通りの三方ケ峰と池の平方面へ自然観察に出かけました。

 

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◇朝はラジオ体操から始まりました。高原のすがすがしい空気を一杯吸い込みました。

 

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◇自然観察のはじめの会では、6名のボランティアの自然観察インストラクターの方々の紹介がありました。

 

 各クラスに2名ずつ自然観察インストラクターの方についていただき、ゆっくりと散策路を案内していただきました。

 

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◇時々、立ち止まってはインストラクターの方々から花の名前などを教えていただきました。

 

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◇まるで「お花畑」のように高山植物がたくさん咲いていました。

 

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◇霧が晴れてきて、周りの様子が見えてきました。「池の平ら」の名前となった湿地帯をながめています。白い糸のように見えるのは湿地帯の中に設けられた遊歩道(木道)です。一回りして、その木道も歩きました。

 

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◇三方ケ峰手前のガレ場には、コマクサが一面に咲いていました。

 

  霧が晴れて太陽が照ってきましたが、三方ケ峰、池の平には高原の爽やか風が吹いていて、自然観察にはもってこいの日となりました。

  宿泊学習の終わりの会では、「みんなで協力するという私たちの目標が達成されてとても良かったです」という児童代表の発表がありました。ケガをする人もなく、みんなで協力して係の仕事をこなし、5年生全員の心が一つにまとまることができた素晴らしい宿泊学習でした。