2020年11月24日(火) 非常持ち出し品とマイ・タイムライン(2年)

2学年は、2学期の保健学習で、「傷害の防止」の中の、「自然災害における傷害の防止」と「応急手当」について学びました。特に今回は、昨年10月の台風19号による災害が、私たちの住む上田市や近隣の市町村でもあったので、自然災害への対処について、通常より詳しく学習しました。

 

非常持ち出し品とは、いざ避難という時に、最低限必要な物をすぐに持ち出せるように準備した品物のことで、背負えるザックのようなものに入れておくのが理想です。さてこれを準備されているご家庭はどのくらいあるでしょうか?授業で聞いたところ、少々少なめであったように思います。授業では、班毎に必要な物を挙げてもらいました。

 

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生徒たちからは、懐中電灯、ヘルメット、軍手、雨具、携帯電話、財布、クレジットカード、飲料水、缶詰、レトルト食品、お菓子、歯磨きセット、薬品、マスク、ティッシュペーパー、タオル、着替え、充電器、簡易トイレなど、さまざまな物が出されましたが、これでもまだ足りず、免許証、ラジオ、予備の乾電池、ライター、ナイフ、ロープ、ホイッスル、毛布、救急セット、あるいは生理用品、紙おむつ、粉ミルクなど、実に多くの備えが必要であることがわかりました。(ただし、避難時に持ち出せる数量に限界もあります。)

 


一方、マイ・タイムラインとは、日本語で言えば「避難行動予定表」となります。災害の危険が迫っている時に、自治体が出す警戒レベル1~5の警報や大雨洪水等の気象情報に合わせて、どんな準備をしておくべきか(例:表下のA~F)、自分の地域や家族の状況を考慮して考えておく行動の予定表です。
授業では下記の例のような行動を、どの警戒レベルの時にするか考えました。

 

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こちらも、実にさまざまな意見に分かれましたが、それは当然です。大事なのは、家族で話し合っておくかどうかです。いざという時、どうやって安否確認するのか、避難場所はどこなのか、避難場所がだめな場合はどこにいくのか等、ぜひ話題にしてください。