2013年4月 4日(木) 校長先生より『入学式式辞』

 ここ三中の桜もほころび始め、周囲には梅の香薫り、木蓮や黄色いレンギョが華やかさをそえる躍動の季節を迎えました。

 本日は、上田市教育委員会教育委員山﨑順子様をはじめ、多数のご来賓の皆様方のご臨席を賜り、平成二十五年度上田第三中学校の入学式を挙行できますことは、誠に有り難く心より御礼申し上げます。

また、保護者の皆様、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。

 本日より大切なお子様をお預かりいたします。保護者の皆様には、ちょっぴり大きめの制服を着た我が子をご覧になって喜びや期待とともに「勉強は大丈夫かな」「新しい友達とうまくやっていけるかな。」など不安が入り交じったお気持ちではないかと思います。

中学生のこの時期は心身の発達が著しく、また自立への道のりの中で悩み多き時期でもあります。学校では、お子様達の健やか成長と豊かな心の育成のため職員が一丸となって教育に当たっていく所存でございます。どうか、ご支援ご協力をお願い申し上げます。

さて、一三四名の新入生の皆さんご入学おめでとうございます。

 いよいよ今日から中学生です。皆さんは、小学校から六カ年の基礎教育を終え、心身ともに立派に成長してきました。中学校では、小学校で学んだ成果の上に立ち、二つお話しをしたいと思います。

まず、第一に、自分の目標をしっかり持ち、日々の積み重ねをおろそかにせず、「しつづけること」を大切にして下さい。

 「しつづけることが才能である。」

 これは、私の好きな言葉です。

自分の決めた目標を毎日当たり前にし続けられることが自分の将来を決める大きな能力だと思います。失敗しても決してくじけず、前進する気持ちを持ち続けることが、皆さんの志の実現を約束するものとなることでしょう。

もう一つ、「いつもありがとう。」の感謝の心をもつことです。

 今ある自分は、お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、友だち、先生、地域の皆さんに支えられ、生かされていることに感謝することです。

 「ありがとう」「おかげ様です」の心で接すれば、自然とお友達もできるでしょう。自分が困ったときには誰かが必ず助けてくれます。だから自分からすすんであいさつや声がけができるようにして下さい。君たちならきっと素晴らしい中学生として成長し活躍していくに違いないと確信しています。

結びに、ご多忙の中、ご臨席を賜りました全ての皆様に改めて感謝の意を表すと共に、ご参列の皆様方のご健勝とご発展を祈念申し上げ、式辞といたします。

 

平成二十五年四月四日

  上田市立第三中学校長  山浦和彦