2021年12月24日(金) 校長講話(2学期終業式)

校長講話がありました。以下、抜粋したものになります。

 

学習や生徒会活動、学年行事、部活動など、その充実ぶりを感じ取ることができた2学期でした。学校全体としてもたいへん大きな成果、進歩を遂げた2学期であったと実感しています。

まずは、生徒会最大行事「大星祭」です。2学期のスタートはコロナ感染の拡大により心配もありましたが、テーマ「華~君の思いと一つの開花」の下、状況の変化に応じた迅速な対応と新企画の充実により、大きな華を咲かせました。別日開催となった音楽会は、すばらしいハーモニーがこの体育館に響き渡りました。

日常の生徒会活動も充実していました。「ビブリオバトル」「元気アップ体操」など、多くの活動に工夫がみられ、自主性の下、生徒による学校づくりが着実に進められました。特に、本年度劇的に向上した挨拶に加え、生徒が自主的に落ち葉掃きをする姿やトイレ掃除など清掃に集中する姿、先日の避難訓練の姿から、自主性の高まりを確信することができました。(中略)

さて、イソップ童話の「うさぎとかめ」は、皆さんもよく知っているお話だと思います。では、このお話から学ぶことは何でしょうか。「うさぎ」と「かめ」の違いは何でしょうか?私は、ある大学受験を経験した人から次のような話を聞きました。

「うさぎ」は「かめに勝つこと」に意識が向いてしまい、ゴールするという目指すべき目標を見失ってしまった。それに対して「かめ」は、「うさぎ」に惑わされず、ゴールするという目標を見失わなかった。受験も同じように、周りの友達や状況に左右されて目標を見失った人は失敗したが、自分の目標を最後まで見失わず努力した人は合格している、という話でした。

どうでしょうか。気が付けば、周りに左右され、あの人もやっていないから、みんなもそうだから自分もいいや、と目指すべき目標を見失ってしまっていることはないでしょうか。

3年生は何といっても今は進路実現。そして、1・2年生もすぐにその時はやってきます。生徒会や部活動も同様です。明日から年末年始休業がはじまりますが、3学期、そして、新年度に向けて目標を明確にし、周りに左右されることなく、その実現に向けて地道に取り組む姿勢を確立させてほしいと思います。では、引き続き、コロナ感染防止対策を徹底し、1月6日には元気に再会しましょう。