2022年1月 6日(木) 校長講話(3学期始業式)

校長講話がありました。

 

 

あけましておめでとうございます。

本日から登校日数47日の3学期が始まります。2学期の終業式で、3学期、そして、新年度に向けての目標を明確にし、周りに左右されることなく、その実現に向けて地道に取り組む姿勢を確立してほしいという話をしました。

只今は、各学年の代表者から立派な目標、そして決意が語られました。全校の皆さんも代表者の発表を参考に、各自の目標実現に向けて、決意を新たに突き進んでください。

さて、3学期は一年間のまとめだけでなく、新年度4月からのスタート準備をする短くも大変重要な3ヶ月です。いわゆる令和4年度の0学期です。そんな3学期、

○1年生は「いかに三中生を迎えるか」

○2年生は「いかに三中を引き継ぐか」

○3年生は「いかに三中を卒業するか」

ということを常に頭に入れて学校生活を送ってほしいと思います。そして、ここで一番大切なことは、「三中生、あるいは三中」ということです。今までに何度か三中の卒業生やかつて三中を知る先生方からお話をお聞きする機会がありましたが、「三中といえば自主性。三中生は、細かな規則がなくても、自分たちで規律ある学校生活を創り出してきた。」と口を揃えたようにおっしゃいます。

本校の八代校長黒坂周平先生は、『自主性』について、「元来人間は自主的に生活し行動しているものである。腹がへれば自主的にものを食べる。寒ければ自主的に着物を着る。しかし、これは本校でいう「自主性」ではない。真の「自主性」とは、絶えず自らの生み出す価値と結びついたものでなければならない。」と述べておられます。

ICT活用で言えば、使いたいから好きなように使うということではなく、本来の目的である学校生活や学習に効果的な使い方なのか、今本当に活用が必要な時であるのか、また、他者の人権を傷つけたり、犯罪に繋がったりするようなことはないのか等、各自が的確に判断し、不適切な活用をしている友達には勇気をもって忠告し、誰もが安心して成長し合える学級・学年、そして、学校にしていくのが三中生であり、三中の伝統であるということだと思います。

そんな点を踏まえ

○いかに三中生を迎えるか

○いかに三中を引き継ぐか

○いかに三中を卒業するか

各学年の先生方と目指す方向性を具体的にし、取り組んでいってください。

最後に、新型コロナ及びインフルエンザ対策を引き続き徹底し、3年生の進路実現が達成できるよう全校体制で協力しつつ、全生徒が新年度に繋がる充実感のもてる3学期にしていきましょう。