2025年4月 4日(金) 1学期 始業式 校長講話は『竹のお話』
1学期の始業式を行いました。
校長先生が、新しく転入してきた皆さんを紹介した後、次のようなお話をしました。(一部要約)
進級おめでとうございます。
新しいクラスや先生、新しい環境に少し緊張している人もいると思いますが、新鮮な気持ちで新年度を迎えていることでしょう。今年度、神科小学校は1年生118名を迎え、全校679名でスタートしました。今年も「笑顔あふれる楽しい神科小学校」を目指して、みんなで力を合わせていきましょう。
さて、話は「竹」にうつります。竹には「節目(ふしめ)」があります。孟宗竹という種類の竹には、約60個の節目があり、それが成長のポイントになります。竹の成長は、先端ではなく節目の部分から一気に進み、1日に80〜100cm伸び、2ヶ月で20m近くにもなることがあります。これは竹の節目が同時に成長するためです。つまり、竹は「節目」によって成長するのです。
また、竹の中は空洞ですが、たくさんの節目があることで、しなやかさと強さを持ち、強風や雪にも折れにくくなっています。竹は節目によって成長し、節目によって強さを手に入れているのです。
実は、私たちの生活にも竹と同じように「節目」があります。たとえば、誕生日、新年、新学期などがそれに当たります。今日のような学年の変わり目も、人生の大切な節目です。このような節目には、自分を見つめ直し、目標を立てることで成長するきっかけになります。得意なことをさらに伸ばし、苦手なことに向き合い、努力するチャンスでもあります。
節目は、新しい自分に生まれ変わるタイミングです。いまがその時です。このタイミングを大切にして、自分の目標を考えてみましょう。
神科小学校では、「笑顔あふれる楽しい学校」を目標にしています。そのためには、「自分を大切にできる子」「相手も大切にできる子」になってほしいと思います。
この節目をきっかけに、去年よりも成長した自分を目指し、学級、学年、学校全体をさらに良くしていきましょう。