2020年7月 3日(金) 熱中症予防について
長野県教育委員会保健厚生課より、次のような通知がありました。
「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた熱中症予防について」
新型コロナウイルス感染症対策と同時に、熱中症の予防も行わなければなりません。
通知の詳細は、PDFファイルをご覧いただくとして、
大まかな熱中症予防のポイントをお知らせします。
1 「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
★身体的距離を保つ、近距離での会話を控えることなどに配慮した上で、適宜、マスクを外して休憩することも必要です。熱中症も命に関わる危険があることを踏まえ、熱中症への対応を優先させてください。
(1)マスクを外す場合の例
① 屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できるとき
② 児童生徒等が暑さで息苦しいと感じたとき(一時的に片耳だけかけて呼吸したりする)
③ 体育の授業中
④ 登下校時で人と十分な距離を確保できるとき
※マスクを外して活動する際は、口・鼻・目などの粘膜を触らないようにし、活動後は必ず手洗いを徹底する。また、外したマスクはマスクケースに入れる等配慮する。
(2)マスクを着用時の配慮
① 強い負荷の作業(炎天下の外掃除など)や激しい運動は避ける。
② のどの渇きに気付かないことがあるため、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をする。
(3)マスクの着用が必要な場合の例(3密を回避できない場面)
① 公共交通機関を利用するとき
② 近距離で会話・発声をするとき
③ 給食の配膳や調理を行う活動
④ 窓のない部屋での活動(放送室など)
⑤ 学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル (2020.6.16 Ver.2) より「感染症対策を講じてもなお感染
のリスクが高い学習活動」で挙げられた活動
2 日頃からの熱中症予防行動の徹底
(1)暑さを避ける
①登下校の時間・体育等は、暑い時間帯を避ける。
②外出時は天気予報や「暑さ指数(WBGT)」を参考に無理のない範囲で活動する。
(WBGT は環境省ウェブサイトで提供:https://www.wbgt.env.go.jp/)
(2)衣服の調節
①できる限り、通気性の良い涼しい服装を心掛け、衣服の調節(制服等の配慮)
②外に出る際には帽子などを活用
3 日頃の健康管理
(1) 体温測定、健康チェック
新型コロナウイルス感染症だけでなく、熱中症を予防する上でも有効
(2) 体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養
(3)少しでも体調に異変を感じた時の工夫
① 涼しい場所に移動
② 水分や塩分を補給し、濡れタオルや保冷剤などを使い、体温を下げる。
※急に暑くなった日や、久しぶりに暑い環境で身体を動かす際には特に注意が必要
(4)身体が暑さに慣れるように、暑さに備えた体づくり(暑熱順化)
① 暑くなり始めの時期から適度に運動(「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30 分程度)
※ただし、その際は水分補給を忘れずに、無理のない範囲で実施
(5)生活習慣
① 食事の内容や水分摂取で予防する
・主食・主菜・副菜をそろえて、バランスよく食べる
② 規則正しい生活
・夜更かしをしない
・早起きをする
・朝食を食べる
・のどが渇く前にこまめに水分補給
・一般的には、食事以外に1日当たり1.2Lの水分の摂取が目安