2020年11月19日(木) なかよし学級 ~異年齢交流~
今月は「なかよし月間」です。
学級・学年の仲間ともっと仲良くなろう!
ということに加え、児童会中心に「なかよし学級」どうしの交流も盛んに行なわれています。
例年ですとこの時期は、盛大に児童会祭りが企画されるのですが、今年は規模を縮小し、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生のペアでできている「なかよし学級」ごとでの企画となりました。
←の写真は、来るお祭りに向けて、少しずつ交流を深めようと、朝の時間を使って「〇✖ゲーム」をした帰りです。
6年生のお兄ちゃんと手をつなぎ、ルンルン気分で教室へと向かう1年生。
楽しさが全身からあふれています。
小規模学校であれば、全校が交流する機会は日常のようにあります。
また、そのような活動をとりいれなければならない必要性もあります。
小規模校ならではの豊かな育ちがそこにはあります。
神科小学校の規模だと人数が多すぎて、異年齢交流はむずかしいかな?
正直、私はそう思っていました。ましてや、コロナ禍です。
ですが、6年生を先頭に「できるところから、できることを」の精神で、いろいろな交流が行われてきました。
今回、「なかよし月間」にちなんで、遊びを通した交流もありますが、清掃活動も異年齢交流の場にしています。
通常、入学後ひと月ぐらいは一年生の代わりに6年生が教室掃除をしますが、それを今でも6年生は続けています。
先日、1年生の担任に聞くと、6年生の姿を見習って今では1年生だけでも、互いに協力し合って掃除ができるようになっているそうです。
その6年生のお掃除の「お助けっと」は、少し前から2年生や3年生など、掃除分担が増えてきた学年にも"派遣"されていて、それぞれに効果を発揮しています。
このような姿をみることで、私自身が、あらためて異年齢交流のもつ意味やその大切さに気づきました。
昔に比べ、子どもたちの生活は、様々な場面で大きく変わってきています。
でも、学校生活だけは、あまり変化はありません。(教育課程は大きく変わりましたが)
人との関係が希薄になり、放課後も友だちを誘って遊ぶことが少なくなった子どもたちにとって、学校の中でこのように学年を超えて互いに交流することは、今だからこそ大切な活動です。
...と、
子どもたちの後ろ姿を見ながら、熱く思ってしまいました。