2014年2月 7日(金) 平成25年度 学校長より

開校百四十周年を迎えて

sakaikotyo.jpg                      学校長 酒井弘幸 

   かつて校舎の周囲に咲き乱れていたコスモスの花をデザイン化した城下小学校の校章「コスモス城下」は,子どもたちや世界の人々が「平和で・やさしく・強く」生きて欲しいという願いのもとでつくられました。玄関前の校章は,今日も子どもたちを見守っています。

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  城下小学校は,今年,開校百四十周年を迎えました。本校は,学制発布1872年(明治5年)の翌年,明治6年に小牧・諏訪形・御所・中之条の四ヶ村が一学区となり,御所の祥雲寺を仮校舎とし,「亮功学校」として創立されたのが始まりと言われています。その後,時代の要請により校名や所在地,形態は幾度かの変遷を遂げ現在に至りました。いつの時代であっても城下小学校は,常に地域の中心として据えられ,人々のひたむきな教育尊重の情熱に支えられて,今日まで受け継がれてきました。

   城下小学校の子どもたちは,素直で明るく,落ち着いて勉学に励んでいます。保護者の皆さん,地域の方々,先輩の先生方が連綿として築き上げてくださった城下教育の伝統が,今も生きています。「地域が学校を育てる」という言葉がありますが,環境ボランティアや学社融合連絡会が組織され地域の主体的な教育活動がなされたり,PTAによるコスモス祭り(遊び・バザー)やロビンソンの会(川遊び)をはじめとして多様な活動も行われています。地域・保護者の皆様の学校教育への積極的なかかわりのおかげで、子どもたちはよりよい学びの中で大きく成長してきています。今後も城下地区の自然・歴史・文化・人に学び,地域とともに歩む学校を大事にしていきたいと思います。

 この記念すべき年にあたり,日常の教育活動を大事にしながら,学年に応じた記念活動を行い,本校の歴史を振り返ると共に未来への着実な歩みを進めたいと考えました。全校にかかわる主な活動としては,①リーフレット作成,②航空写真撮影6/7,③記念音楽会・記念運動会の実施,④記念芸術講演会9/25,⑤PTA講演会11/22,⑥学年に応じた記念学習等であります。このような活動を通して,子どもたちが,在校中も卒業後も自分達の学校に感謝と誇りを持って生活できることを願っています。十周年を迎える木の温もりのする設備の整った素晴らしい校舎で,学校教育目標の「まなび きたえ ともにのびる子ども」の育成に教職員ともども精一杯取り組んでいきたいと考えています。

   最後に,開校百四十周年・新校舎十周年を迎えるまでに幾多のご尽力を頂いた全ての皆様に感謝申し上げると共に,本校の教育発展に対するさらなるご支援とご協力をお願い申し上げて、ご挨拶といたします。