2019年2月19日(火) 校長講話
インフルエンザ流行のためテレビ放送で校長講話が行われました。
今朝は「皆さんが住んでいる長野県って、こんなステキなところです」というお話をします。
次の数字を見てください。
「全国平均 8.6%」「長野県 三年連続全国1位 58.6%」
どんな数字だと思いますか?
この数字は、「信号のない横断歩道で、歩行者が渡ろうとした時、車が一時停止する割合」です。
もちろん、横断歩道で一時停止をするのは、当然のことなのですが、それにしても、全国では、100人いて、9人くらいしかしていないことを、長野県のドライバーは、100人いると、59人もの人が、きちんと止まっているという事実は、長野県の人たちのマナーの良さがあらわれています。
横断歩道で一時停止するマナーの良い理由として、いくつかのことが言われています。
① 長野県では「見守りボランティア」など、ボランティア活動が盛んであること。誰かのために尽くす、そんな気持ちを長野県の人は持っている。そんな気持ちが車の運転にも表れている、そんなことも言われています。
② 二番目は、手を挙げて横断歩道を渡った小学生や中学生が、一時停止した車に、ぺこりとお辞儀する姿が、長野県ではよく見られています。一時停止した車のドライバーも、その姿をうれしく思い、今度もちゃんと止まろうとする気持ちが高まるのでしょうか。
長野県では、小学生の「あいさつ」が、大人の行動を変えています。
このように「あいさつは、世の中を変えていきます」
三学期になって、先生方のお話や、児童会の取組で、きちんと挨拶できる人が増えてきました。
中には、頭をきちんと下げて挨拶できる人、もっと素晴らしいのは、その場で一度立ち止まって挨拶する人、そんな人が増えてきました。
「頭を下げて挨拶する、一度その場で立ち止まって挨拶する」のは、大人では当たり前のマナーですが、小学生ではなかなか難しいことです。
でも、城下小学校の皆さんに、このようなレベルの高いあいさつができる人が増えてきて、大変うれしいです。
では「おはようございます」には、どんな意味があるのでしょうか?
「おはようございます」には、「今日も、早くから活動を始めたあなたに出会えてうれしい」と
意味があります。
「こんにちは」には、「今日のあなたの一日がいい日になるといいですね」という、相手の幸せを願う気持ちが込められています。
このように、挨拶には「周りの人の幸せを祈り、周りの人に自分の心を開く」そんな意味があります。
城下小学校で挨拶が盛んになってきました。ますますレベルの高い挨拶を全校の当たり前にして、「城下小学校」をもっとよりよい学校に変えていきましょう。
長野県の子どもたちの挨拶が、長野県の交通マナーを変えたように、皆さんの挨拶が城下小学校を、よりよい学校に変えていきます。